BURL、4年半ぶりフルアルバム『COUNTER ATTACK』を3月リリース＋レコ初ツアー決定

大阪パンクロックシーンの雄 BURLが3月13日、4年半ぶりとなるフルアルバム『COUNTER ATTACK』をリリースすることが発表となった。

◆BURL 画像

BURLは1998年、TAKA(Vo&G / ex. RAZORS EDGE)を中心に結成。2016年に現メンバーでの体制となり、これまでに3枚のフルアルバムをリリースしてきた。不定期ながらもコンスタントに自主企画も開催。結成25周年を迎えて、今もなお加速し続けるその姿勢は、大阪パンクロックシーンを語る上では外すことの出来ない存在でもある。

前作『JUST PUNK,GO!!』はライヴ定番曲と新曲から構成されるなど、BURLの集大成であり当時の現在進行形をパッケージしたものだった。それから約4年半を経て完成した新作『COUNTER ATTACK』は、彼らの真髄であるパンクロックやロックンロールの幹がより太くなったことを知らしめる曲が並び、握りしめた拳を突き上げ続けたくなること必至な内容となっているとのこと。

ド頭からいきなり約1分のショートチューンの3連打。挑発的な「Kick Up」、つまらないヤツらは蹴散らして我道を行こうぜと焚きつける「GO!!」、そそるリフから一気に疾走して自らの存在証明を高らかに歌い叫ぶ「BURL」と、全体を通して溢れ出るエネルギーが凄まじい。

もちろん剛速球を投げ続けるバンドではない。グッドメロディーとシンガロングのマッチングが秀逸な「Reach For The Moon」、音楽的原体験を元にした“心配するな”というメッセージと軽快なスカアレンジで彩られた「Everything’s Gonna Be Alright」、血肉としてきたロックンロールへの敬意を払うリフと掛け合いのヴォーカルが印象的な「Turn It Up」はサウンド的な聴きどころのひとつ。

「Pray For Peace」や「Against War」のように戦争にはNOを突きつけ平和を願うのはパンクバンドとして今の時代を生きる者としての矜持。「Against War」は軽快なサウンドアプローチであるが、終盤の熱のこもったコーラスと歌声は特に沁みるはずだ。

また、彼らはこれまで数々のカバー曲を発表しているが、今回セレクトしたのはTHUMBの「 I WANNA KEEP MY HEAD UP」。その理由については近いうちに彼らの口からきっと語られるとのことだ。

CDアルバム『COUNTER ATTACK』はレーベル直販という形式で届けられる。なお、同アルバムを掲げて開催されるツアー＜BURL presents “COUNTER ATTACK TOUR 2024”＞は、4月20日の東高円寺 二万電圧を皮切りに実施される。ツアー詳細は随時発表される予定だ。