【インタビュー】SIAM SOPHIA、メンバー9人が語る集結の意味「強く結束することができる。それがバンド」

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SOPHIAとSIAM SHADEが2025年にデビュー30周年を迎える。両バンドのメンバー9人が結成したユニットが“SIAM SOPHIA”であり、2月9日、大阪城ホールにて、一夜限りのスペシャルライブ<1995 SIAM SOPHIA-G>を開催する。発起人はSOPHIAの松岡充。SIAM SHADEの栄喜に声をかけ、これまで交わることがなかった2組のバンドメンバーが、同じステージで互いのデビュー30周年のスタートを祝う。

◆SIAM SOPHIA 画像

当日は、両バンドが30周年ならではの熱量の高いライブパフォーマンスを繰り広げながら、ユニットSIAM SOPHIAとして、松岡がSIAM SHADE側に、栄喜がSOPHIA側に入るなど、祝祭感たっぷりのプレミアムなコラボも予定している。また同じく、1995年に芸能活動を開始したガレッジセールも参戦、総合司会としてステージを仕切りながら、音楽ユニットGaphia(ガレッジセール+SOPHIA)としても出演するとのこと。2002年リリースのSOPHIAとのコラボにしてカバー楽曲、チェッカーズの「I Love you,SAYONARA」が実に23年ぶりに披露される予定だ。

BARKSは先ごろ、この開催発表時にSOPHIA松岡充 × SIAM SHADE栄喜の対談を実施。イベント開催の経緯や1990年代当時の両バンドの関係性などについてじっくりと語ってもらった。そして今回はSIAM SOPHIAメンバー9名が全員集合。SIAM SOPHIA生誕直後にして、スペシャルライブ開催前の記念すべきトークセッションをお届けしたい。


   ◆   ◆   ◆

■どっちのファンか分からないくらい
■当日は一つになってほしい


──Gaphia (TV番組の企画で誕生したSOPHIA×ガレッジセールの音楽ユニット)を結成したとき、SOPHIAのみなさんは新たにステージネームをつけていましたが、今回のユニットSIAM SOPHIAはどうする予定ですか?

松岡充:もちろんありますよ。全員それぞれに聞いてみてください。

全員:えぇーーーーーっ!?

松岡:僕のGaphiaでの名前は“ルールルル”で、都は…。

都啓一:兄弟の名前にも“一”がつくから、“いちいちうるさい”。

松岡:それで、クロちゃん(黒柳能一)が。

都啓一:“徹子の部屋”だっけ?

黒柳能一:いや、“徹子の部屋301号 角部屋”。

豊田和貴:僕は“自動車”。名字が豊田なんで。

NATCHIN:なるほど! そういうダジャレね。


赤松芳朋:俺の名前憶えてる?

松岡:憶えてるよ! “ガッツ赤松”。

赤松:それや! ガッツ石松ならぬガッツ赤松。

松岡:当然SIAM SHADEもあるよね? 誰からいく?

栄喜:ははは!じゃ僕から。ピー音を入れないといけない名前ですけど、大丈夫ですか(一同笑)?

──活字とはいえ、それは困ります(笑)。

栄喜:じゃあ、書けるほうの名前で“サモ・ハン・キンちゃん”ぐらいにしときます。

松岡:昭和やなぁ(笑)。

淳士:僕は“ニポポ人形”。

松岡:ニポポって、なんか由来はあるんですか?

淳士:ホテルネームがずっとこれだったんです。

──網走の民芸品ですよね。そのホテルネーム、バラしちゃっていいんですか?

淳士:今はもう使ってないので大丈夫。



NATCHIN:…俺はどっちに転べばいいの?

赤松:二回いっときます?

NATCHIN:“ナッチンチン”……え! これダメなほう(一同爆笑)?

松岡:“NATCHIN”の二乗で表記すれば。

淳士:Kyon2みたい感じね。NATCHIN2。

豊田:キョンキョン。ナッチンチン。ええなぁ~。

KAZUMA:僕はなんだろうな?

栄喜:豆。名字が遠藤だからエンドウ豆の“豆”。

松岡:また古風な(笑)。

赤松:ジル君(豊田和貴)の“自動車”と同じや。

──じゃあ今後、SIAM SOPHIAで集合したときは、このステージネームで自己紹介されるんですね?

松岡:しないです(きっぱり)。…っていうか、BARKSの9人初インタビュー、こんなんでいいの(笑)?


──おもしろトークはここまで。ここからが本番です。2024年の世相を反映する漢字は“金”でしたが、2025年2月9日、大阪城ホールで開催する<1995 SIAM SOPHIA-G>公演に向けての抱負をそれぞれ漢字一文字で表すとすれば? その理由も教えてください。

赤松:“一”ですね。

──都さんのステージネームですか?

赤松:違います(笑)。“いちいちうるさい”じゃないです。バンドもファンも一つになろうという意味を込こめて。ウチのファン、今、SIAM SHADEの音楽をめっちゃ勉強してるみたいなんですよ。

NATCHIN:ウチのファンもやってると思う。

赤松:そう。お互いのバンドのファン同士で「どのアルバムがお薦めですか?」とかやり取りしてるみたいで、ファン同士がそうやってつながって、お互いの音楽を楽しめたらいいなと。それで、当日はどっちがどっちのファンなのか分からなくなるぐらい一つになってほしいです。そういう願いも込めて、“一”。

──素晴らしい。SOPHIAのファンはSOPHIAnsというファンネームがあるのですが、SIAM SHADEにはありましたっけ?

栄喜:ウチはなんだったっけ?

KAZUMA:6人目のメンバー……かな。

NATCHIN:ないんですよ。ファンネームみたいなものは。


松岡:ファンに呼びかけるときは?

栄喜:「てめーら、この野郎!」ですかね。

松岡:違う違う、違うでしょ(笑)。

赤松:6人目のメンバーの扱い、ひどくないですか(笑)?

栄喜:いや、それがウチのファンは、「てめーら」という呼びかけで喜んで湧き上がるんで。逆に丁寧語とかで語りかけると、おかしなことになりますから。

淳士:NATCHINがたまに丁寧な言葉遣いでポロッと「お集まりいただいたみなさま」ってMCするんだけど(一同笑)。

KAZUMA:ついつい育ちの良さが言葉遣いに出ちゃう。

栄喜:NATCHINのお父さん、某大手企業の海外支社長で、お兄さんは二人ともエリートですから。

NATCHIN:いや、次男は今、サーファーです(笑)。

淳士:でも、言葉遣いは丁寧だけど、声色にドスがきいちゃってる。

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