デヴィッド・ボウイ、新作収録曲はファン投票で

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David Bowieはこれまで行われたBBC(英国国営放送)のセッションで演奏した曲から厳選したものを新作としてリリースする予定。選曲にあたりファンの趣向を仰ぎ収録曲目に反映させるつもりだ。

Bowienet(davidbowie.com)は7月31日午後8時からBoweiファンのログオンを開始、一番好きな曲を選ぶことができるようになっている。David BowieとエンジニアのMark Platiはリアルタイムで選曲を提示しファン投票を行なう。投票数第1位の曲は『Bowie At The Beeb』(米Virgin Recordsより9月26日発売3枚組限定版)に収められる。アルバムには'68年から'72年の間にBBCで放映されたものと今年6月27日のBBC Radio Theatreの演奏曲から厳選されたものが収録される。昔の演奏曲はTop Gear、Sounds Of The '70s、Sunday Show、John PeelのIn Concertなどのよく海賊版が出回ったBBC番組からとっている。

特に'68年放映のTop GearはBBCにマスターテープが保存されてないためDavid Bowie自身がテープを提供したというレアものだ。

また、The Sunday ShowはDavid BowieとSpiders From MarsのギターリストMick Ronsonが公で初共演した時のもの。

Sounds Of The '70sはそのBowieとRonsonが共演した貴重な逸品。

'71年6月のIn ConcertはBowieの学生時代の旧友George UnderwoodとWarren Peaceがゲスト出演。3枚目のディスクはBBC Radio Theatre出演時のもので、2000人限定の招待客の前で収録が行われた。「Fame」「Let's Dance」「Ashes To Ashes」などの名曲が並ぶ。

『Bowie At The Beeb』のジャケットデザインはGuy Peellaertが担当。Peellaertは'74年に『Diamond Dogs』のデザインも手がけている。初回プレスが済んだ後、『Bowie At The Beeb』は'68から'72の曲を収録した2枚組アルバムとして刊行。4枚組LP版にはCD未収録のボーナストラックが2曲つく。

記:Gary Graff、デトロイト
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