第2弾!WONDERHEAD熱狂ライブ大追跡!!

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7月22日 渋谷ON AIR NEST WONDERHEAD
 この日は日中すごいカンカン照りだったというのに、ON AIR NESTの入り口にはかなり大勢の人たちが入場時間を待っていた。前回に下北沢シェルターで観たライブと比べると、うなぎのぼりにファンが増えていっていることがわかる。この日は特にワンマンライブであったこともあり、純度100%の「WONDERHEADS(GREATFUL DEADのファン達をDEADHEADSというのと同じ)」達であった。メンバーの人たちがどう感じているのかはわからないが、WONDERHEADのオーディエンスは女性が多い。メンバーのルックスを見ると当然という気もするが、特にこの日は98.5%が女性のオーディエンスであったように感じた。個人的には、彼らのメロディーや歌詞を聞いていると、もっと男性のファンがいてもいいのでは..と思う。

 定刻を少し過ぎてライブは始まった。バンダナを巻いたヴォーカルの高木慎吾が余裕のパフォーマンスで客を煽る。ライブ中盤でわかったことだが、ヴォーカルの高木慎吾はスロー・スターターである。開演当初は「今日はテンション低目か?」と思ったのだが、曲数を重ねるごとにどんどんテンションをあげていくのだった。個人的に非常に楽しみにしている高木慎吾のMCも中盤には絶好調に達しつつあった。また演奏も安定感をさらに増し、特にベースの奥山友之が弾き出すベースラインは、ものすごい勢いでオーディエンスをグイグイ引っ張っていくのであった。
 ライブの中盤ではワンマンライブ恒例の「スペシャル企画」があり、ゲストバンドの登場もあった。どう見てもWONDERHEADSのメンバーに見えたのだが、そのバンドのメンバーは全員がアフロヘアーにサングラスのいでたちで、井上陽水のカバー(というかモノマネ)をするのであった。中でも絶対ドラムの上別府仁にしか見えないアフロヘアーのメンバーから発せられるMCが抜群のキレを見せ、場内は爆笑の嵐が吹き荒れた。
 後半では未発表の新曲も披露された。旧来の楽曲同様、ストレートなメロディーに溢れる骨太な曲が多く、初披露といいつつも、オーディエンスの反応はかなり良好であった。会場ではこのころは既に、蒸し風呂酸欠状態直前となっていたが、オーディエンスの表情がほとんど変わらずに、最後まで楽しんでいるのが印象的だった。今後はもっと大きな会場で活躍することになるだろうが、あのWONDERHEADのライブの温か味がなくならないようにいて欲しいものだ。
  今後のライブスケジュール

  2000年8月30日(水) Y2K 六本木
  9月21日(木) 下北沢 シェルター
  11月13日(月) 下北沢 シェルター ワンマンライブ
  11月17日(金) 渋谷ON AIR EAST(Music Frontイベント)
  11月29日(水) 原宿ルイード

  お問い合わせ 山本 090-1264-5122

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