アラニス・モリセット、Museum Of Toleranceでスペシャルライヴ

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Alanis Morissetteは8月18日(木曜日)ロサンゼルスのMuseum Of Toleranceで「Alanis Morissetteと過ごす夕べのひととき(“An Intimate Evening With Alanis Morissette”)」と題されたスペシャルライヴを行なった。アンプラグド演奏、2本のヴィデオドキュメンタリー、ファンとの語らい、質疑応答など盛りだくさんの内容だった。

このイベントはミュージアムと深く関わりのある劇場で行われ、Morissetteの「The One Tour」のフィナーレを飾った。このツアーは3週間に渡り11カ国を巡行、レバノン、イタリア、トルコ、クロアチアなど、アメリカのポップスターがあまり行きそうもない場所で公演が行なわれた。

Morissetteと5人のバンドメンバーは、主に'98のアルバム『Supposed Former Infatuation Junkie』から演奏、8曲を披露した。また、最後に'95年の大ヒット作『Jagged Little Pill』から「Thank U」と「Head Over Feet」の2曲を特別に演奏、コンサートはクライマックスに達した。短編映画を2本上演、これは数多くのエキゾチックな場所で行なわれたMorissetteのステージや「大使」と呼ばれるファンたちとの交流場面を撮影したものだ。

中には最近の出来事や過去の体験など、いろいろと質問するファンも何人かいた。その中でMorissetteに神と宗教に関する思想を訊いたものがあったが、シングル「You Oughta Know」の性的内容により、かつて世界を震撼させたこの歌手は、議論に耐えうる骨のある意見を未だたくさん持っているということが分かった。

「宗教の枠をはずれても自分は神に非常に近い存在だと感じています」と彼女は言う。
「けれど、それは自らの経験であって、神は全ての(宗教の)中に神独自の形態で存在しているような気がします。わたしはカトリックとして生を受け、育ったけれど、今は自分がカトリックだとは思っていません。それでも、やはり、わたしは神のそばに身を置いていると感じています」

参加者の中にはGoo Goo DollsのJohn Rzeznikや俳優のCalista Flockhart、またBob Saget等がいた。Morissetteは現在『Supposed Former Infatuation Junkie』に続く作品のレコーディングに取りかかっている。

記:Neal Weiss、ロサンゼルス
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