スティング、セントラルパークのライヴレポート

ポスト
Stingは、9月12日(火)にニューヨークのセントラルパークで2万5千人の観客を楽しませて、米国ツアーの最終日を壮大に締めくくった。元Policeのベーシスト、Stingにとって、これ以上素晴らしい夜は望めなかっただろう。この日のコンサートはスポンサーはBest Buy。

Stingは、両端に巨大なスクリーンを配したステージに現れると、「If You Love Somebody Set Them Free」を歌い始めた。グレイのパンツにタンクトップ姿のStingは、「We'll Be Together」、そして新曲数曲へとショウを進めていく。

途中でバンドを紹介すると、Stingは「ありがとうニューヨーク、ありがとうBest Buy」と言い、次に観客を指差して「そして何よりも、みんなありがとう」と言った。ステージセットは、ツアーでずっと使ってきたものとほとんど変わりないが、観客の為に何個かお楽しみを用意していた。まずは、「Fill Her Up」でSheryl Crow、続いてJonny Langが現れた。ヒット曲「Desert Rose」のパワフルなライヴヴァージョンでは、Cheb Mamiが参加。

ショウの最後は、Stingがアコースティックギター1本で「Message In A Bottle」を歌い、続けてクラッシックアレンジの「Fragile」で幕を閉じた。
驚くことにこの日のコンサートは、ミレニアム記念である今年2000年にセントラルパークで行われる、唯一の大きなイベントであった。

この日のサポートアクトは、シカゴのLiquid Soulとライの王様、Cheb Mami。
Mamiが今回の出演に至った経緯をLAUNCHに語ってくれた。
「何公演かだけ、Stingと一緒に演ったところ、彼に“9月12日のショウにぜひ出て欲しい”って言われたんだ。初めはバンドを連れてくる予定は無くて、1人で「Desert Rose」を一緒に演るだけだったんだけど、話が進んでいくにつれ、結局バンドも来ることになったんだ。私は彼の為ならなんだってするよ。素晴らしい友人さ」

記:Darren Davis、ニューヨーク
この記事をポスト

この記事の関連情報