ドアーズのメンバー、若手バンドとTV番組収録

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9月26日(火)、Doorsのメンバーは、故Jim Morrisonの魂と共に7年振りに勢ぞろいし、ハリウッドの撮影スタジオでVH1のTVシリーズ『Storytellers』の収録を行なった。

残されたDoorsのメンバー、キーボードのRay ManzarekとギターのRobby Krieger、ドラムのJohn Densmoreの3人の他に、Stone Temple PilotsのScott Weiland、CreedのScott Stapp、CultのIan Astbury、元Jane's Addiction/Porno For PyrosのPerry Farrell等がゲストとして出演。この番組は、豪華な顔ぶれによる待望のDoorsトリビュートアルバム『Stoned Immaculate』の米国発売(11月14日)にあわせ、11月に放映される。この日の収録は、'93年にDoorsがRock And Roll Hall Of Fameに殿堂入りして以来、初めて3人が演奏する記念すべき日となった。

収録では、各アーティストによるDoorsナンバーが繰り広げられた。Wilandのハスキーヴォイスによる“Five To One”“Break On Through”、Farrellヴァージョンの“L.A. Woman”、Astburyの“Alabama Song”“Backdoor Man”“Wild Child”、そしてCreedのStappによる“Roadhouse Blues”“Riders On The Storm”“Light My Fire”で観客は総立ちとなった。しかし一方で、Days Of The NewのTravis Meekによる“The End”の受けはいまいちだったようだ。Trainのリードシンガー、Pat Monahanは“Love Me Two Times”を披露、ベーシストのAngelo BarberaはDoorsのメンバーと共にステージに立ち、パートソロ合戦を繰り広げた。

そして、ステージのサウンドをバックにしたDoorsのメンバーは、時として記憶の食い違いを見せながらも、彼らの曲について語った。意見が合わなかったのは、Manzarekが“Wild Child”は人が持っているワイルドさについて歌ったものだと述べたのに対し、Kriegerは、この曲はMorrisonが妻のPamelaのために作ったもので、歌詞の一部は彼女によるものだと反論。また、“Love Me Two Times”はヴェトナムに向かう兵士の気持を歌っているとKriegerが説明し、Manzarekは“Riders On The Storm”がカウボーイのバラード“Ghost Riders In The Sky”に影響を受けて作った曲だと認めた。

この日、DoorsのマネージャーDanny Sugermanが、3人は来年、米国とヨーロッパでライヴをすることを考えているとロイターに語っている。この企画は、クラッシック版のDoorsトリビュートアルバム『Riders On The Storm: The Doors Concerto』に参加したJaz Colemanと、ヴァイオリニストのNigel Kennedyとの共演で行なわれる可能性もある。

記:Steven Mirkin、ロサンゼルス/Gary Graff、デトロイト
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