マリリン・マンソンの新アルバムのジャケットがレコードチェーン店で禁止される

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11月14日、ショッキングなロッカー、Marilyn Mansonはニューヨークで新アルバム『Holy Wood (In The Shadow Of The Valley Of Death)』の発売記念パーティーを開き派手に祝っていた。もちろんMansonのアルバムが一騒動起こさずに発売されるわけがない。レコードチェーン店のCircuit CityとBest Buyは、Mansonがキリストのように十字架に括り付けられているアルバムジャケットの販売を禁止した。これらのチェーン店では、別ジャケットで販売される。

この販売禁止についてMansonは次のように述べている。
「皮肉なのは、ジャケットの写真の狙いが、十字架に掛ったキリスト自体が暴力的な図柄だっていうことを示すことなんだ。実際にあの写真の図柄も、ある教会に実在するキリストの像からとったものだ。俺の口元が写ってないのも、今回のような検閲制度を象徴してたんだよ。嫌になんかならないよ、むしろうれしいぐらいさ。だって、今回のアルバムジャケットを不快に思った人っていうのは、俺の主張してることを証明してくれてるんだからね」

Mansonは新アルバムのテーマは半自叙伝的だという。
「“Holy Wood”というのも、人々が自分達が本来あるべき理想の姿として掲げる完璧な世界を表すものとして、俺が作った名前なんだ。話としては、一生をかけて一生懸命その世界にたどり着こうとする。その世界のほうでは、自分の存在を望んでいなくて拒否されるが、何度蹴落とされても、あきらめずに何度も何度も挑戦し戦って、やっとそこに入れるんだ。ところが、やっとたどり着いたその世界で周りを見回してみると、そこにいるのは結局みんな、自分のことを蹴落としていた奴らなんだ」

Darren Davis、ニューヨーク
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