デイヴ・リー・ロスがヴァン・ヘイレン・ショップを詐欺で訴える

ポスト
David Lee RothがオンラインVan Halenショップを訴えた。彼は同ショップがニセの商品を販売し、虚偽の声明を発表していると主張。ロサンゼルス上級司法裁判所に出されたRothの訴えによると、vanhalenstore.comは偽物のサインの入ったポスターはじめとする模造商品の販売や、偽造を行なっているとのこと。

さらに訴えでは、Van Halenのオフィシャル・ショップとのvanhalenstore.comの主張に異議を唱え、その「オフィシャル」商品を売って得た利益の一部をミュージシャン側は受け取っていないと反論している。Rothの弁護士は、同サイトはオフィシャル商品の販売認可を得ていないとLAUNCHに語った。また、この訴訟を起こしたのはRothひとりだが、Van Halenの他のメンバー(Edward Van Halen、Alex Van Halen、Michael Anthony)もvanhalenstore.comに公式の認可を与えた覚えはまったくないという。問題のサイトは「Van Halenのオフィシャル商品では世界最大の品揃え……オフィシャル商品とはバンドの認可を受けた商品のこと。当店が販売するすべての商品からVan Halenへ著作権使用料が支払われます」と謳っている。

Rothの弁護士は2000年10月下旬に、Van HalenのCD、カセット、ビデオ、Rothの肖像を使用したその他の商品の販売を中止するようサイトの運営者宛に手紙を送った。しかし、サイトからの返答はなく、Rothは今回の訴訟に踏み切った。被告側にはCanelles Design Group、The Inside誌、Hostmaster/Datapipe、HiSpeed Postingの名もある。vanhalenstore.comのスポークスパーソンのコメントは得られなかった。

訴訟はカリフォルニア州Consumers Legal Remedies Act(消費者救済法)の下で行なわれる。同法令は、被害にあったと思われる消費者に代わって事業を訴える許可をほかのどの消費者にも与えているもの。訴えでは、vanhalenstore.comの不正行為として「供給源およびスポンサー、認可、グッズとサービスの認証の不実表示。提携および関係、関連先の不実表示と別のものによる認証。事実とは異なるスポンサーおよび認可、特徴の表示」を挙げている。Rothは今年初めに同サイトから商品を購入し、権利救済のためにこのルートを使う資格を得た。

訴訟では金銭上の損害には触れていないが、被告に対して、Van Halen「オフィシャル」と不法表示された商品、また、Van HalenおよびRothのいかなる種類の商品の販売も今後いっさい禁じることを求め、さらに、Van Halenのメンバーが販売によって得た利益を受け取ることを主張している。

Rothが再びVan Halenのメンバーになったかどうかに関して手がかりを捜している人には残念だが、どの記事もRothのことを「元リードヴォーカル」、またはバンドの「元/現メンバー」と表記している。

Bruce Simon、ニューヨーク
この記事をポスト

この記事の関連情報