パフ・ダディの裁判は終わったが、今度は殺人計画が明るみに!?

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密室でのやりとりを記した未公開裁判記録により、Sean "Puffy" CombsとMatthew "Scar" Allenの2人は、互いに相手が襲撃してくると信じていたことが明らかになった。マンハッタン地方検事補佐のMatthew Bogdanosは3月14日の密室会議で、Allenは自分の首に5万ドルの懸賞金がかけられているのを怖れているため証言しないだろうとCharles Solomon判事に伝えた。Bogdanosは次のように言う。
「彼(Allen)はそれがどのようにして起こるかということさえ知っていた」
Allenは、Combsが口止め料として提示した25万ドルの賄賂を受け取りに行けば、自分は殺されるだろうと言い、Combsの仲間のひとりが彼にその計画を教えてくれたと述べた。

Combsの弁護士、Benjamin Brafmanは、CombsがAllenの首に値段を付けたことを否定し、Allenが証言しなかったのは、現在ブルックリンでAllenが直面している銃関連罪について、Bogdanosが甘い取引を持ちかけたからだと示唆した。さらにBrafmanは、実はAllenのほうがCombsに5万ドルの契約を押しつけていた、と嫌疑をかけている。Brafmanは、法廷職員のひとりが裁判所の外で無線で話している不審な男を見かけ、明らかにそれはCombsの車と個人のセキュリティナンバー、到着時間、それに使用する出入り口について誰かに情報を提供していたという。Brafmanは、その法廷職員は男の車のナンバープレートをメモしており、そこから車の所有者は「重い暴行罪を何度も犯している犯罪者で、Mr. Scarと通じている人物だ」と述べた。Brafmanはこの論理には、さらなる確証があるという。それは、ある情報提供者がCombsのオフィスに電話を入れ、Combsを消す計画があることを詳しく話し、裁判所の外にいたその不審な男がキープレーヤーのひとりだとCombsに伝えたとのことだ。

Allenは現在、銃に関する別の容疑でブルックリンに拘禁されている。彼はまた、メリーランド州でも麻薬容疑に問われている。Combsと同じく被告だったAnthony "Wolf" Jonesは銃不法所持と贈収賄罪を免れ、Combsの弟分、Jamal "Shyne" Barrowは暴行、無謀危険行為、銃不法所持の罪で4月16日に刑が宣告される。おそらく25年の実刑を受けることになるだろう。

関連ニュースをもうひとつ。Financial Observer誌は、Combsは弁護に約300万ドルの費用を使ったと伝えている。Benjamin Brafmanに100万ドルが支払われ、そこまではいかないがJohnnie Cochranにもある程度の金額が支払われたと推測される。さらにCombsは合法的、また個人的に探偵業を行なうためにBeau Dietl And Associatesを、公事と特別安全対策にDan Klores Associatesを雇い、裁判中、グルメで知られる地元のフードストアー、Citarellaで彼の支援者とボディーガードに1食12ドルのランチを提供していた。

Yves Salomon、ニューヨーク
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