ビッグ・パンにちなんだニューヨークの道路名変更案に反対の声

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ニューヨークの交差点の名前をラッパーの故Christopher "Big Pun" Riosにちなんだ名に変更しようという計画の雲行きが怪しくなってきている。彼の音楽のタイプを理由に、ジュリアーニ市長を含むニューヨーク市職員たちから名称変更案に反対の動きが出てきている。市議会議長、Peter Valloneの首席補佐官であるJohn BanksがニューヨークのDaily News紙に語っている内容によれば、変更案の票決が延期された理由は、一部からBig Punの“女性蔑視”で下品な歌詞に批判的な声が上がったためだという。また、もし名称変更案が可決しても、ジュリアーニ市長が認可を拒否すると市長の側近たちがほのめかしていたこともあり、やはり厳しい状況といえそうだ。

Big Punが2000年2月7日に28歳の若さで心不全で亡くなった後、ファンたちがブロンクスの163rd StreetとRogers Placeに位置する交差点を“Big Pun Place”という名前に変えようとキャンペーンを始め、その結果7000名の署名が集まった。名称変更を求める人々の多くは、Big Punが温厚で、地域のために尽くしてくれた家族思いの男性と記憶している。

Big Punと共にサウスブロンクスで育った若手議員のPedro G. Espadaが名称変更案を支持し、実現に向けての議会への提案を行なっていた。変更案は現在、棚上げになってしまっているが、Espadaは票決が行なわれることを望んでいる。Espadaは変更は市民が支持しているものであり、「道(の名前)と共に生活していくのは彼らであり役所ではない」と語った。

Big Punは生前に『Capital Punishment』と『Yeeeah Baby』という2枚のヒットアルバムを輩出しており、100万枚以上を売り上げてプラチナを獲得した初のラテン系ヒップホップ・アーティストである。Big Punのヒット曲と、彼のヴォーカルをフィーチャーした他のアーティストによる作品を集めたコンピレーションアルバム『Endangered Species』が現在発売中である。

Anna Maria Gibson、ニューヨーク
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