ジャネット・ジャクソンが語る“Someone To Call My Lover”の制作ウラ話

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Janet Jacksonのマルチプラチナアルバム、『All For You』からの2ndシングル“Someone To Call My Lover”がすでにラジオでヒートアップしている。この曲はAmericaの'72年のヒット、“Ventura Highway”のギターリフをフィーチャーし、今週、全米のラジオ局で最もエアプレイされた曲となった。

また“Someone to Call My Lover”には、Jimmy Jamがフランスの作曲家、Erik Satieの“Gymnopedies”からとったテイクも入っていて曲のバックで使われている。Jacksonは先日、このキャッチーなSatieの曲をどこで見つけたのかをLAUNCHに教えてくれた。
「子供の頃、学校から帰宅すると3:30 movieとかなんとかっていうのがあって、そこでMGMのミュージカルをよく観ていたの。『Singing In The Rain』を見たのを覚えているわ。それでCMが入るんだけど、白い服を着た女性が登場して、洗剤か何かの宣伝だったと思うけど、“ダ、ダ、ダ”って曲がかかってたの。それがErik Satie。その作曲家のことは知らなかったけど、曲がずっと頭から離れなかったわ」

Jacksonはそれから7年後、思いがけない場所でその曲と再会したと言う。
「Ralph Laurenにいたとき“あぁ、何てことなの! これってラジオ? それともCD?”ってことになって、“どうかCDでありますように”って思ったわ。そしたら“ええ、CDです。実はRalph LaurenのCDなんです。もう置いてないんですけど”って言われたの。“エー、ウソ?”って感じだったけど、店員が私にそのCDをくれたのよ」

こうしてJacksonは、子供の頃テレビで見て覚えていた曲をついに手に入れた。彼女は曲を直接レコーディングスタジオへ持って行き、プロデューサーのJimmy JamとTerry Lewisに聴かせた。
「まっすぐJimmyのところへ持っていって、こう言ったの。“Jimmy、ちょっとこの曲を聴いてみて”って。彼は私の曲への情熱と愛が分かったみたいだった。実際の曲を使いはしなかったけど、彼なりに味付けして“Someone To Call My Lover”に入れたの。この曲を聴くと少女の頃に戻る感じ」「音楽をクリエイトする中でミックスするっていうのは私にとってとても大切なこと。そういったことをするのが私には重要なの」

Jacksonの『All For You』はすでに世界で450万枚以上を売り上げている。彼女は7月5日、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのGM Placeから56都市をまわるAll For Youツアーを開始する。

Jason Gelman, New York and Gary Graff, Detroit LAUNCH.com
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