【速報!FRF'01】駆け足で見た28日のヘッドライナーたち(その1)

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おそらく、今回のフジロックで最も多くのロックファンを悩ませたのが、この日のラインアップじゃなかろうか。なにしろ、RED MARQUEE、GREEN、WHITEの各ステージのトリがエコー&ザ・バニーメン(以下、エコバニ)、ニール・ヤングニュー・オーダーである。この中ではニール・ヤングだけがアメリカン・ロック(本人はカナダ出身だけど)ということになるが、クレイジー・ホースを伴っての来日は実に25年ぶり、しかも今回を逃すと次はいつになるとも知れず、さらにさらに、最近の若いミュージシャンからも崇拝されているロック・レジェンド、となれば老若男女を問わず絶対観ておきたいライヴである。そんなわけで、かく言う自分も直前まで悩み抜いたのだが、結局、可能な限り3組とも見ようという明朗かつ貧乏人根性丸出しの結論に達した。

まず、RED MARQUEEのエコバニは、20:30スタート。およそ1時間のセットとして、移動時間も入れると21:30からのニール・ヤングに間に合わない。うーん、やはり途中で切り上げるしかないか……。がしかし、そんなこちらの気持ちを知ってか知らずか、エコバニは序盤から全盛期のヒット・ナンバーを連発してくれたのである。オープニングの「リップス・ライク・ア・シュガー」に始まり、「レスキュー」「キリング・ムーン」「ザ・カッター」など、合間に最近のナンバーをはさみながらも、ほぼベスト・ヒットで固められた内容。もちろん、会場は歓喜の嵐で、イントロが鳴るたび悲鳴とも怒号ともつかぬ声があがる。リアルタイムで彼らを知っている少し上の世代から、最近のファンと思しき若い人まで、ネオ・サイケの妖しくも美しい名曲に酔いしれた。すっかり満足して「ドゥ・イット・クリーン」が演奏される中、会場を出る。しかし、後から聞いた話では、その後「オーシャン・レイン」もやったらしい。ああっ、その曲があるのを忘れてた!

GREEN STAGEに着くと、フィールドはすでに人の海。…続く。
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