元オールマン・ブラザーズののDickey Bettsが妻を殴り逮捕される

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8月11日(土)、シンガー/ギタリストのDickey BettsはAllman Brothers Bandのヒット、“Ramblin' Man”で有名になったハイウェイ41をドライブ中、彼の妻であるDonna Marie Bettsの顔を殴り、家庭内暴力の軽罪で逮捕された。サラソタ郡の刑務所で一夜を過ごしたBettsは、翌12日の午後、2000ドルの保釈金を支払い釈放された。Sarasota Herald-Tribune紙によると、サラソタ郡警察署の事件報告では、Bettsは「被害者(Donna Betts)が負傷したことに気づかなかった」と供述しているという。Bettsの弁護士およびスポークスパーソンからのコメントはない。

Bettsが怒りにまかせてトラブルを起こしたのはこれが始めてではない。彼は今年初めに家庭内暴力で有罪となっている。また、2000年11月には自宅で妻を襲撃し、逮捕された。'96年にはDonna Bettsの頭に銃を突きつけて罪に問われたが、夫婦でリハビリを受けたため裁判にはならなかった。彼はまた、精神的に不安定な状態になり、自宅にある私物を破壊し、2000年6月に緊急相談センターを訪れている。

おもしろいことにBettsは、ニューアルバムの『Let's Get Together』で、妻Donna Marieに敬意を表している。彼はAllmansの“In Memory Of Elizabeth Reed”にたとえられるような“Dona Maria”というインストゥルメンタルの曲を作った。BettsはそのいきさつをLAUNCHに語ってくれた。

「ソングライターであれば誰でも、自分の妻がいつも何を言うか想像がつくだろう。“ねえ、わたしのことは曲にしてくれないの? 娘やあなた自身、それにガールフレンドとか、そういった曲は作ってるくせに”って。そう言って笑うんだ。だから、僕はこう言った。“うん、Donnaっていう曲が出来上がってるよ。Donnaをどうするかは分からないけど”って。ある日、彼女が2階から降りてきて、その時に僕が“セニョーラ、Dona Maria”って言ったんだ。それでラテンのインストゥルメンタルを書こうとしたけど、音楽をどう作っていくかイメージが浮かばなかった。でも、どういうわけか、そう言ったときに、何かがピンと来た。それで“求めていたのはこのインストゥルメンタルだ”てのが分かったんだ」

Bettsは米国南西部にあるミッション様式の家で彼の妻と一緒に暮らしていると付け加えた。彼がその日、“Dona Maria”と呼ぶと、「その家に住むミステリアスなスペインの女性」のイメージが大津波のごとく押し寄せて来たという。

Bruce Simon, New York LAUNCH.com
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