ポール・マッカートニー、テロ事件とNYコンサートについて語る

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Paul McCartneyは10月20日、マンハッタンのMadison Square GardenでConcert For New Yorkベネフィットイベントのヘッドライナーを務める。McCartneyは声明の中で開催理由を次のように語っている。

「このベネフィットコンサートの開催を決めたのは、手短に言うとニューヨークを愛してるから。惨劇が起きた日、僕はニューヨークにいた。世界貿易センターのツインタワーが崩壊する瞬間を目撃した。Heatherと僕は空港の飛行機の中で座席に着いて、離陸を待っていた。突然、すべての航空機が離陸を見合わせていると機長からアナウンスがあった。僕たちが乗っていた飛行機から、煙と炎に包まれたタワーが見えた。信じられない光景だったよ」

「全ての人と物がテロの影響を受けた。攻撃から数日後にCanal Street地区に行くと焼け跡の臭いがして、惨劇を肌で感じることができた。人々は呆然と立ちすくんでいた。最初に僕は無力感を感じたよ。“僕に何ができるだろうか?”って思った。何か助けとなることをしなければならないと思って、このコンサートを計画したんだ。テロ攻撃は恐ろしく悲しいことだけど、ある意味、事件の日にニューヨークにいて良かったと思う。惨事が起きて、街からすばらしいヒーローたちが出てくるのを見ることができたんだから」

「このコンサートはそういったヒーローを称えるものだ。コンサートができてすごく誇りに思う。これは消防士を含む犠牲者の遺族のためになるだろう。第二次世界大戦中、僕の父がリバプールのボランティア消防士だったこともあって、消防士とはつながりを感じてるんだ」

「だから、連帯感を示すためにこのベネフィットコンサートを開こうと思う。僕たちの生き方に賛成しない人々がいるかもしれないけど、この攻撃は一線を越えている。これは絶対にしてはいけないものだ。テロを行なった者に、僕たちはこのまま我慢するわけにはいかない、というのを見せてやらなければならない。皆が立ち上がって、何かをすべきだ。僕は消防士にはなれないけど、コンサートはできる。つらい夜になるだろうけど、開催する必要があるし、犠牲者の遺族のために資金集めの手助けをしたいと思う」

Sue Falco, New York LAUNCH.com
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