P.ディディ、今度は黒人女性の扱い方で非難される

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ヒップホップ界の大物ラッパー、Sean "P.Diddy" Combsは先日、最新シングル“Diddy”のオリジナル歌詞についてアジア人コミュニティに謝罪したが、今度はロサンゼルスを拠点とするイスラム教の活動団体、Project Islamic H.O.P.E.から非難を浴びている。同団体は、Combsがこれまでのキャリアを通じて、今回問題とされたのと同様の女性軽視発言を黒人女性に対しても行なってきているとし、それにも関わらず、アジア人コミュニティへの謝罪および歌詞を差し替えは非常に迅速に行なわれたという事実に抗議している。

Project Islamic H.O.P.E.の活動目的は、“コーランの教えに従い、コミュニティの老若男女の精神的、社会的、身体的生活を改善し、築き上げていくこと”となっている。同団体の重役、Najee Aliは、Combsの歌詞問題について次のような意見書をマスコミに対し発表している。
「P. Diddyはヒップホップ界最悪の偽善者です! 彼は男尊女卑、女性嫌悪の歌詞で、全国の黒人女性を侮辱することによって大金持ちになりました。それにも関わらず、最新シングルに対してアジア人コミュニティから抗議があると、すぐにアジア人女性に対して謝罪しました。さて、彼が音楽の中で何年もの間、無礼な扱いをしてきた黒人女性に対する謝罪はどこにいったのでしょう? 彼の最新作『The Saga Continues』には、参加している仲間のアーティストが、シスター(黒人女性)の顔面に射精したと言っているような酷いものさえあります。それでも、Puffyがこれからも継続して応援してくださいとレーベルを通じて懇願し、謝罪するのは、アジア人コミュニティに対してだけなのです。P.Diddyはまたもや全国の黒人女性を侮辱しました」

その他のニュースとしては、先日、最新シングル“Diddy”のプロモーション・ビデオ撮影が終了している。メガホンを取っていたのは、映画『Rush Hour/ラッシュアワー』『Rush Hour 2/ラッシュアワー2』の監督、Brett Ratnerで、製作費用に約100万ドルかけたと言われている。完成ビデオは早ければ来週にも公開される。

Yves Salomon, New York LAUNCH.com
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