分かる人には分かるんだ、自己満でいいんだ

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分かる人には分かるんだ、自己満でいいんだ

来た来た! BARKS編集部にロックンローラーが!

BARKSがいるビルは、様々な業種の兄弟会社も入っていて――たとえば出版だったりデザイン関係だったり、それなりに柔らかい業種もあったりするのだけれど、このビルとは完璧に“異種”な4人THE NEATBEATSが来てくれましたよ!

だってだって、4人が4人とも、リーゼントに革ジャン、黒の細身のパンツに、ブーツを履いて、指輪(しかもゴツいヤツ)が片手に最低2つ以上。サングラスもかけてるメンバーもいたりして、そりゃ玄関先では目立ったさ。

でも、4人とも始終笑顔で、インタヴュー当日のグッドなお天気(晴天で青空)が似合っていたのでした。そんな彼らを狭い会議室に詰め込んで、THE NEATBEATSのこと、11/21にリリースした4曲入りマキシ・シングル「YOU’VE GOT MY HEART」のことについて聞いてみました。

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やっぱ、俺ら、現場主義だから。これがTHE NEATBEATSだ!

最新 Album

『YOU'VE GOT MY HEART』

ENOUG-HO RECORDS CJEH-3007
2001年11月21日発売 1,260(tax in)

1 ハートをわたそう
2 Love Me Baby
3 目覚めない朝は来ない
4 オウチに帰りなさい


<ライヴ・スケジュール>

● 2001.12
/15(土)
渋谷eggsite 
OEPN 18:30

START 19:30
料金 2,000(ドリンク別)

【問】FLIP SIDE 03-3470-9999

THE NEATBEATSから、ビデオメッセージが届いています!!



▲TAKASHI “MR.PAN”MANABE(Vo&G)
――みなさんのそのスタイルと音楽ルーツは?

MR.PAN:
60年代のUKのマージ―ビート好きが集まって結成しました。カイザーズ(スコットランドのバンド)やビートルズが好きで。

MR.SHEEN:
初期~後期までのずっとビートルズ好きって人は多くいるけれど、彼らの初期の、'60年代UK全体のムーブメント、つまりマージービートなんですけど、そこら辺って意外と知られてないですよね。そこらが俺ら好きなんですよ。

MR.PAN:
うん、だからビートルズでも「リボルバー」くらいまで!

――なるほど。でも、みなさん'70年代生まれですよね。'60年代の音楽なんてリアルタイムじゃないですよね。

MR.SHEEN:
うん、その前にも好きだったロックンロール、ロカビリーを聴いてる時点で、すでにリアルタイムのものじゃなかったですからね。別に違和感は全然なかったですよ。

MR.PAN:
'60年代ってむしろ日本人向けだと思いましたね。8ビートだし。そこらへんでパンクバンドは多いけど、マージービート演ってるバンドいなかった。そこを俺らが演るってのも、大きかったな。


▲SHINYA“MR.SHEEN”KUSUBE(Dr&Vo)
――今はみなさん革ジャン姿ですが、ライヴはスーツですよね。それは前から?

MR.PAN:
うん。やっぱり'60年代マージービートの人たちってスーツだったからね。Gerry&The Pacemakersとかカッコよかったからね~。

MR.SHEEN:
ストーンズもそうで、いわゆる正装だよね、ステージに上がるときって。

MR.LAWDY:
ひきしまりますやん、スーツって。動きやすいですよ~。破れてたりしますけどね(笑)。

――なるほど(笑)。そしてライヴでも既に演奏している「ハートをわたそう」を収録したシングル『YOU'VE GOT MY HEART』をリリースしましたけど、すごくシンプルなロックンロールですよね。THE NEATBEATSはどうやって曲を作っていくのですか?

MR.SHEEN:
基本、MR.PANが作ってきたものに、メンバー4人で一斉に演ってみますね。PANのイメージをそのままに曲をガラっと替えることはしないかな。

MR.LAWDY:
うん、自分たちそれぞれのパートをしっかりやると。

MR.PAN:
僕は、曲作るときは早いですからね。煮詰めるとうまく行かないタイプだから、作るって思ったときに3分くらいで固めちゃう。それにレコーディングも歌以外は一発録りだからね。でも僕らの曲ってシンプルかな? むちゃくちゃ凝ったつもりなんだけど(笑)。うん、イメージはむちゃくちゃ凝ってるんですよね。

――メロディは聴き手が素直に聴けるシンプルなものだけど、一音一音の素材にはこだわってるのかな、とは感じますね。そういえば、楽器や器材はヴィンテージものを使ってますよね。

MR.PAN:
うん、最初は見た目のカッコよさから入りましたよね。ステージならスーツ着て、ヴィンテージのオールドギターやアンプで立ってる姿ってカッコいい! そういう演出って部分は大きいし、大事だと思うんですよ。

MR.SHEEN:
うん、自己満なんだよね(笑)。自分達でセッティングしてカッコいい~!って言えるかどうか。海外で買い付けてみんなで喜んでるから、もうマニア集団(笑)。


▲KAZUYA“MR.LAWDY”TOSA(G&Vo)
MR.LAWDY:
ああ、カッコいいね!って瞬間的な感情から食いついて、それで音を出したらたまたまヴィンテージならではの味のある音が出て、THE NEATBEATSはこうなっていった、という感じだね。仮に俺ら、最新器材が好きだったら、そういう音を出すバンドになってたかもしれないしね。

――ふむ。ルックスをきっかけに始まって、そこから好きなバンドたちの音楽とリンクして音にハマっていったということですね。

MR.PAN:
うん、そういう自己満でいいと思うんだ。2ndアルバム出したときにね、THE HIGH-LOWSのマーシーから突然電話があって、「いいよ、このアルバム!」って言われてね! それからTHE HIGH-LOWSと一緒にイベント出させてもらったりしてね。だから、分かる人には分かるんだ、自己満でいいんだって思いましたよ。

MR.LAWDY:
今までも、そうやって、いろんなレーベルの人から声をかけてもらったしね。

――そのサウンドに乗せるPANさんの歌詞も日本語で分かりやすい直球ですよね。ひねりなしで。

MR.SHEEN:
うんうん。僕ね、ライヴでも叩きながら口ずさむんですよ。口ずさめる歌詞って単純にいいんだと思うな。

MR.PAN:
詞を書く僕としては……ん~、何も考えてない(笑)。

――以前は英語詞で歌ってましたけど、それはアメリカのレーベルから1stアルバムを出す関係で?

MR.SHEEN:
いや、何も考えずに、英語だろうと。

MR.LAWDY:
うん。誰も「英語だろう!」とも「日本語でやろう!」とも出なかったしね。しょっぱなにアメリカのレーベルで出したのも、たまたま人伝えに廻りに廻って僕らの音を聴いた向こうの人が声をかけてくれた、って感じだからね。今日本語になったのも、ごく自然。気づいたら、PAN、日本語で歌ってた(笑)。

――なるほど。このシングル曲はライヴでも演奏されてますが、MCでは笑わせて、音楽では踊らずにはいられないような、楽しいライヴですよね。

MR.PAN:
うん、音源がシンプルなだけに、ライヴは濃くしたいよね。


▲SEIZAN“MR.ROYAL”MIURA(B&Vo)
MR.ROYAL:
昔からTHE NEATBEATSって、いつでもどこでも、常に楽しく踊れるってバンドだったんだよね。そこはバンドに入る前からカッコいいなって思ってた。

MR.SHEEN:
ライヴは大事だからね。口コミで広がるのって、結構確かなんだよね。やっぱ、俺ら、現場主義だから。これがTHE NEATBEATSだ!っていうのが出せればいいね。

――これがTHE NEATBEATSだ!の「これ」ってなんでしょうか?

MR.PAN:
ん~、今までいろんなバンドと対バンして、いろんな人と出会って、それで変わってきているからね。音楽面だけじゃなくてメンタル面でも。そこがCDでもライヴでも出るといいな。

取材・文●星野まり子



about THE NEATBEATS

ミドルネーム

「これはノリでつけましたね」(MR.PAN)

「外国人の人が呼びにくいんですよね。僕、シンヤっていうんですけど、言えないんだよね。だからSHEEN、LAWDYは前いろいろ手伝ってもらってたから、そこから」(MR.SHEEN)

「PANは、真鍋の"鍋"から」(MR.PAN)

「ROYALは、『おまえ、明日からROYAL』だって言われて、そのまま使ってる(笑)」(MR.ROYAL)

テンションの高め方

「ちょっと遅刻することですね(笑)。『スミマセン!遅れました~!』って(笑)」(MR.LAWDY)

「でも、音を鳴らしていれば、高められますよね」(MR.PAN)

カヴァー

「今回はカヴァーを入れませんでした」 「今までカヴァーを入れてたんですよね。ちょっとマージービートは何ぞやって感じも含め」(MR.PAN)

「うん、でも、今回は新しいことしたかったかな。カヴァー入れることが今、新しい的に捕らえられうかもしれないけど、僕たちは入れないことが新しい(笑)」(MR.SHEEN)
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※たとえば、前作「黒いジャンパー」に収録の「BOYS」。オリジナルはシュレルズで、アメリカ黒人女性コーラスグループ。この曲、ビートルズもカヴァーしている(『PLEASE PLEASE ME』収録)。THE NEATBEATSはビートルズからの影響と思われる。

カッコよさ

「全部カッコいいわけじゃないですよね、僕ら。どっかで笑いの要素が入っちゃう。そういう性格なんですよね」(MR.SHEEN)

「そういうのを含め、もう俺らカッコいいですよ。なんで分からないかな?ってくらい。ちょっと高度すぎるのかなぁ(笑)」(MR.PAN)

「(このバンドに加入する前は)いつでもどこでも観ても楽しく踊れるバンドでカッコいいなって思ってましたね」(MR.ROYAL)

60年代マージ―ビート風ジャケットデザイン

「僕が作ってるんです。カッコいいけど、…カッコ悪いでしょ?(笑) そんなポーズしないだろうって。 でもカッコいいんですよね。曲名は「ハートをわたそう」なんだけど、ジャケットにうまく乗らないからタイトルは英語にしちゃったしね!」(MR.PAN)
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