エミネム、中学時代のいじめっ子から100万ドルの訴訟を起こされる

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Eminem(Marshall Mathers)は現在、ミシガン州ハイランドパークで初出演作となるフィルムの製作に取り組んでいる。映画のタイトルは未定だが、この作品は随所でEminemの人生をベースにしており、Kim Basinger、Mekhi Phifer、Brittany Murphyらが出演している。ラッパーEminemは目先の仕事に専念するつもりらしいが、一方で彼は元クラスメートのDeAngelo Baileyから100万ドルの訴訟を起こされている。

Eminemは『The Slim Shady LP』の中の曲“Brain Damage”で彼の元クラスメートBaileyのことに触れ、曲の中で次のようにラップしている。
「DeAngelo Baileyという名の太っちょに毎日いじめられた/中2のときで、奴の親父がボクシングをやってたんで、そいつはやたら攻撃的に振る舞っていた/毎日、俺をド突いてロッカーに押し込み/ふてぶてしい態度で殴っては服従させた/俺は便器で頭をガンガン叩かれ、鼻を折った/服が血で染まり、奴は俺をつかんで、喉元を絞めた」

野心的なラッパーで衛生作業員として働いているBaileyは当初、2000年6月にDetroit Free Pressからこの曲について訊かれたとき、無視する素振りを見せていた。Baileyは曲を聴いたときの反応を次のように語っている。
「くだらねぇ。あいつは一生いじめに怯えてるんだ」

Baileyの弁護士Nicholas Hanzesは、彼のクライアントを代弁して曲とは逆の事を語っている。
「Baileyは、毎日Eminemに危害を加え、ロッカーの中に押し込み、また曲にあるような暴力的な争いに関わったという内容を全面的に否定しています」

'82年、Eminemの母Debbie Mathersは、息子が頭痛、嘔吐、反社会的な行動傾向に陥ったのは毎日殴られたからだと主張し、Roseville学校区域を訴えた。訴えは最終的に却下されたが、Eminemの弁護士Peter PeacockはBaileyの訴訟について、見解を次のように述べている。
「私が言えることは、この訴訟は“訴えを起こして、いくらブン取れるかみてやろう”という類のものだということです」

今から90日以内に宣誓証言が行なわれる予定。

Yves Salomon, New York LAUNCH.com
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