デ・ラ・ソウル、エヴァーラストの所属レーベルTommy Boy Recordsが閉鎖

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ラップ・ミュージック界の大手インディペンデント・レーベルとして、20年以上君臨してきたTommy Boy Recordsが閉鎖することになった。同レーベルには現在、De La SoulEverlast、Coo Coo Cal、Amber、TKA、Joydrop、Tony Touchなどが所属している。ニューヨークのDaily News紙が報じた内容によれば、Tommy Boy Recordsは、同レーベルの株の50パーセントを所有しているAOL Time Warnerに吸収されるという。

'81年に両親から5000ドルを借りてTommy Boyを設立したTom Silvermanは、AOL Time Warner対し彼の所有している残りの50パーセントの株を、1000万ドルで売却するといわれている。レーベルの絶頂期には、このような小額での売却はまずありえなかっただろう。Tommy Boyは'80年代後期から'90年代初期にかけて、CoolioNaughty By Natureのようなマルチプラチナ・アーティストや、定番アーティストのQueen LatifahAfrika Bambaataaなどを抱え大成功を収めていた。また'90年代には、より小規模なレーベルのPenalty Records(Capone-N-Noreaga)やStepsun Music(Miss Jones)の販売も手がけていた。

Silvermanは何人かのアーティストとTommy Boyという名前は残しながら、今後はダンス・ミュージックに重点を置いていくとされている。AOLではTommy Boyの過去のカタログ商品を取り扱うと共に、現在の同レーベル所属アーティストからWarner Music Groupへ移籍させるアーティストを選択するという。

昨年、Tommy Boy Recordsは設立20周年を記念して、StetsasonicやAfrika Bambaataa & the Soul Sonic Force、ヒップホップ界初のR&B系グループForce MDなどの名作を再発売していた。

Yves Erwin Salomon, New York LAUNCH.com
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