イン・シンクのLance Bassが本物の宇宙飛行士に

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*N SYNCのメンバーのLance Bassは現在、アムステルダムに本社を持つ宇宙開発会社MirCorpと共同で、ロシアのソユーズ212宇宙船に乗り組む計画の調整を行っている。Bassは普通の一般市民としては初めて宇宙飛行に出ることになる。この様子はTV番組として記録される予定。

Bassは次のように語っている。
「この提案にほんとうに胸が一杯です。僕の生涯の夢を実現できることを楽しみにしています。この歴史的な任務において自国の代表を務めることは、非常に光栄であり名誉に思います」

この提案交渉は、BassとMirCorpのメディア・パートナーであるDestiny Productions(本社:ロサンゼルス)との間で行われた。また、MirCorpはロシアの宇宙機関Rosaviakosmosから、早ければ11月にもBassを宇宙観光客として乗せることへの同意獲得に向けて動いている。

Bassの広報担当の発表によれば、彼は国際宇宙ステーションへの物資補給を目的とした任務で、4人目の宇宙飛行士となるべくフルトレーニングを受ける。

準備は5月から開始される予定で、Bassはロシア近郊にある宇宙センターStar Cityに向かい、ロシアのハイテク軍事施設で5ヶ月から6ヶ月にわたる訓練を受ける。広範囲にわたる訓練には、フライト・シミュレーション、酸素欠乏経験や、飛行中に起こり得るあらゆる緊急事態への対処方法といったトレーニングが含まれる。

Destiny Productionsは、大手プロモーターのWilliam Morris Agencyと共に『Celebrity Mission: Lance Bass』というタイトルで、この宇宙飛行に関するスペシャルTV番組を制作する。宇宙飛行の値段は安いものではない。昨年、初の宇宙観光客となった米国の億万長者Dennis Titoは、2000万ドルを支払ったと報じられている。

Bassの宇宙への憧れは、フロリダ州ココビーチで宇宙飛行士訓練体験プログラム「Space Camp」に参加した12歳のときに始まった。Destiny Productionsの代表David Krieffは、次のようにコメントしている。
「Lanceのように人気がある人物が、彼と私が共有している宇宙への熱い想いと共に、この夢の実現のためにロシア政府と手を組むということに、非常に喜びと興奮を感じています。これはロシアとアメリカによる“平和な宇宙”のための、共同戦線を示す最初の機会のひとつとなります。私たちのところには、この歴史的イベントの誕生に参加しようと、スポンサーやテレビ局が文字通り列をなして押し寄せてきています」

2月19日、Bassは*N SYNCのメンバーとして、常に積極的な姿勢をどうやって保っているのかをレポーターたちに話していたが、そのときは宇宙飛行の話題はまったく出てきていなかった。「僕らは5つのまったく異なった性格や考えを持っている。だから、いつも新鮮なんだよ。みんなの頭の中には、それぞれいろんなことが詰まってる。もし5つの頭を一緒にすれば、とんでもないことが山ほど出てくる。だから、僕らは常に新しいことをやり続けられて幸せだし、まだアイデアは出尽くしていない。でも、そうだね、たしかに難しいこともあるね。だって、できることの数はどうしても限られちゃうから」

MirCorpは商業宇宙開発のリーディング・カンパニーで、メディア向けおよび個人向け観光セクションで顧客を受け入れてきた。Bassの宇宙飛行計画についての詳しい情報は、同社の公式ページmir-corp.comでチェックできる。

Jason Gelman, New York LAUNCH.com
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