アリス・イン・チェインズのヴォーカリスト、レイン・ステイリーが34歳で死亡

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Seattle Post-Intelligencer紙によると4月19日(金)、Alice In ChainsのヴォーカリストLayne Staleyの自宅で、Staley本人と見られる遺体が発見された。シアトルの検視局は、遺体は死後数日経っていたようだと同紙に語っている。死亡原因は現在のところ不明。'90年代半ばのStaleyのドラッグ中毒との闘いは、プラチナ獲得バンドであるAlice In Chainsの活動停止へとつながっていった。しかし、公式にバンドの解散が発表されることはなかった。

Staleyの死は、'90年代シアトル・ミュージック・シーンの中心人物たちの2人目の死者となる。4月5日はNirvanaのヴォーカリスト、Kurt Cobainの銃による自殺からちょうど8年目だった。

'90年代初め、NirvanaとPearl Jamに代表されるシアトルのミュージック・シーンが大ブレイクするとともに、Alice In Chainsもかなりの評判を得た。Staley、Jerry Cantrell(ギター)、Mike Starr(ベース)、Sean Kinney(ドラムス)の4人組は'87年初頭に結成され、その2年後にColumbia Recordsと契約を結んでいる。

バンドの人気が上昇していくなか、'92年にはCameron Crowe監督の映画『Singles(シングルス)』に出演して“Would?”を演奏したり、映画『Last Action Hero(ラスト・アクション・ヒーロー)』のサウンドトラックに参加するなど、さらなる露出を得ていった。

'94年2月には『Jar Of Flies』が、Billboard 200アルバム・チャートでトップを獲得した初のEPという記録を生んだ。翌'95年には、フル・アルバム『Alice In Chains』で再びトップを獲得。このアルバムのレコーディングに先がけ、StaleyはPearl JamやScreaming Treesのメンバーと共にMad Seasonというサイド・プロジェクトを結成し、自らに潜む悪魔を祓おうと試みていた。

だが、成功によるプレッシャーがAlice In Chainsには迫っていた。バンドのギタリストCantrellは、LAUNCHに次のように語っている。

「エンタテイメント産業というのはスタイルに関わらず、非常に厳しいものだ。おそらく、スポットライトを当てられて、自分に対して大きな関心が集められる一方で、プライベートでは現実的に人生に向き合っていくための自分という部分がほんの少ししかない、ということが大きく関わっていると思う。“誰それはジャンキーで、誰それはアレをやってる。いや、アルコールだ。リハビリに入っている”みたいなことさ。まるで“なんて生きていくのがしんどい人生なんだ”って感じだよ。本当なんだ。さっきも言ったけど、俺は別に泣きごとを言ってるわけじゃない。俺は自分からここに入ってきたんだから、言い訳をするつもりはない。だけど、常に自分の周りでそれを目にしているんだ」

Alice In Chainsが公式に解散を発表したことは1度もないが、CantrellはStaleyがロックの世界から隠遁状態である以上、自分はソロ・アーティストとして前進していくとLAUNCHに語っていた。「俺はAliceでやってきたことすべてをすごく誇りに思っているし、もちろん淋しい気もする。だが、物事っていうのは変わっていくものだし、人生はまだ続いていくんだ。あれから俺は前進し続けている」

Craig Rosen, Los Angeles and Darren Davis, New York LAUNCH.com
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