キッド・ロックがボーイズ・ドント・クライの著作権侵害で訴えられる

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Kid Rock(本名Robert Ritchie)が彼の楽曲“Cowboy”に関する著作権侵害でMicrohits Musicから訴えられている。訴訟は4月17日、米カリフォルニア州中央地区裁判所で起こされ、Rockのソングライティング・パートナーLava Recordsと、Atlantic Recordsの名も挙げられている。彼はBoys Don't Cryの'80年代のクラブヒット“I Wanna Be A Cowboy”のコーラスを不正に使用したと疑われている。

Boys Don't Cryの著作権所有者であるMicrohitsは、Rockはさまざまな場所でディスクジョッキーとして働いていたとき、オリジナルの“I Wanna Be A Cowboy”をプレイし、「曲の中で最も印象的で重要な、コーラスのフックライン」を盗み取ったとしている。

Rockの“Cowboy”はアルバム『Devil Without A Cause』('98年)に収録されており、米国だけで700万枚以上を売り上げている。Microhitsは、そのセールスは「原告の同意がなく、また売り上げに対する補償も支払われていない」と主張。また、同曲を含む映画『Coyote Ugly(コヨーテ・アグリー)』と『Shanghai Noon(シャンハイ・ヌーン)』からも損害賠償を要求している。原告側は「被告やその関係者らに支払われている音楽と映像の同期著作権料をまったく」受け取っていないという。

Microhitsは「証拠にきちんと即した」著作権侵害の判決を望んでいる。同社は“Cowboy”を削除するか、楽曲使用に対して損害賠償金が支払われるまで『Devil Without A Cause』のセールスの差し止めを要求しており、また法定損害、損害賠償金、さらに裁判所が妥当で適切と判断した「弁護士」料と、その他の費用を含む訴訟費用を求めている。現在のところ、この裁判についてのAtlantic Recordsからのコメントはない。

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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