イン・シンクのLance Bassが宇宙飛行へ向けて健康診断をパス

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*N SYNCのLance Bassが、医師団から宇宙飛行士となるための準備許可を受けた。これで彼はロシアのロケット、ソユーズに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)へ旅立つことができる。Bassは5月31日(金)、モスクワで開かれたニュース会見で「絶対にうまくいく自信がある。肉体的にもやり遂げられるだろう」と語った。

AstroMom(宇宙のママ)の異名を持つLori B. Garverもまた、宇宙旅行者に必要な健康診断をすべて終え、Bassと共に記者会見に出席した。Garverは元NASAの政策・計画副長官で、現在コンサルティング会社のDFI Internationalに勤務している。

Bassは宇宙へ旅立つ初のエンターテイナーとなることができ、星へ行くという子供の頃の夢を実現できそうだと報道陣に語った。「何をするにしたってそれなりの根性がいる。何か新しいものを創り出すパイオニアといった感じだ。メディアをはじめ、みんなから支援を受けて嬉しいよ。それに大人になってまた、実際にこうした宇宙プログラムに興味が持てたのも嬉しい。子供の頃にすごくなりたかったもの……宇宙飛行士になれるんだから」

Bassの健康診断は3月にモスクワで始まり、最新作『Celebrity』をサポートする*N SYNCのツアー中も米国で続けられていた。Bassはモスクワでの追加検診を無事に終え、「生物医学問題研究所での体験はすばらしかった」と語った。

次回のソユーズの飛行は'02年10月半ばと'03年4月に予定されており、宇宙旅行者用にそれぞれあと1つの席が残っている。それでもBassにはまだ乗り越えなければならないハードルがいくつかある。まず、ロシア宇宙局から10月の旅行に向けた許可を取得し、次にロシア語の勉強をしなければならない。旅行にはロシア語が必要不可欠となっている。Bassはこの外国語学習について「とても難しそうだけど、楽しみにしているよ」と報道陣に語った。

BassとGarverの宇宙旅行のスポンサーとなっているのはRadioShack Corporationで、2人は記者会見でRadioShackのロゴの入ったシャツを着ていた。2人は宇宙旅行にかかる資金を増額させるためにスポンサー提携を広げ、最近また新たなスポンサーやテレビネットワークと交渉を持っている。以前に宇宙旅行をしたDennis Tito(米国)とMark Shuttleworth(南アフリカ)は1500万ドルから2000万ドルの旅行費を支払ったといわれている。

ロサンゼルスのプロダクション会社、Destiny Productionsは各TVネットワークと共にBassの宇宙旅行に関する番組の制作に取り組んでいる。番組の仮タイトルは『Celebrity Mission: Lance Bass』。

Jason Gelman, New York (C)LAUNCH.com
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