マリリン・マンソン、OzzFestの一件は4000ドルの罰金で決着

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Marilyn Mansonが昨年7月のOzzFestの公演の最中、警備員の頭部に局部を押し付け動かしたとして軽度の暴行行為および治安びん乱罪に問われていた件で、法廷はこれらの容疑について不抗争答弁である“ノーコンテスト”を申し立てたMansonに対し、4000ドルの罰金を言い渡した。

ミシガン州地方裁判所の判事、Gerald McNallyは、6月19日(水)にデトロイト郊外の裁判所でMansonに罰金を言い渡したが、検察側の禁固刑およびカウンセリングの要求は退けた。これに先がけてMcNallyは、重罪とみなされて最高で禁固2年の可能性がある、刑事上の第4級わいせつ行為の容疑を却下していた。罪状認否での“ノーコンテスト”答弁とは、有罪を認めるものではないが、裁判所の命じる刑罰に従うとするもの。

審理中のManson(本名Brian Warner)は、彼の持つ権利の確認に答えた以外は、一言も言葉を発しなかった。法廷に現れたMansonはノーメイクで、耳の下ほどで切った髪、黒いスーツに白シャツとネクタイ、黒いラバーソウルのブーツといういでたちだった。

その後、MansonことWarnerは判事の判決に満足していると語った。「すごく公平だったし、非常に理解があると思った」「ちょっとした芸術の勝利だと思うし、正義がなされたと感じている」

Mansonを訴えた警備員、Joshua Keaslerの弁護士であるJohn Nickolaは、この意見に異議を唱えている。「性的暴行に芸術的なことなんてまったくない。芸術とはまったく関係がない」

Nickolaは、Mansonはパフォーマーであるために優遇されたのだと話しているが、Mansonの弁護士、Walter Piszczatowskiは、優遇されることを望んでいたのはKeaslerのほうだと論じる。「彼らは損害賠償を求めて民事裁判も起こしている。つまり、すべてはそういうことだ。Keasler氏はお金が欲しいのだ」

この事件は、'01年7月30日にデトロイトの北40マイルほどのところにある野外音楽会場、DTE Energy Centerでのライヴ中に起きた出来事に端を発する。当時、ミシガン州オークランド郡の検事、Dave Gorcycaはこの件についてLAUNCHに次のように語っていた。「ショウの最中、TバックをはいていたMarilyn Mansonが局部付近をこすり始め、服の上からマスターベーションを始めた。ファンがステージに近づかないよう観客側を向いて立っていた警備員に近づくと、彼にツバを吐きかけてから、今度は座って彼に脚を絡ませていった。ヘッドロックみたいにね。そして警備員の頭部から首筋、背中にかけて、局部をこすりつけながら、腰をグルグルと動かし始めた」

以前の審問においてKeaslerは、彼が観客に向いてステージの端に立っていたところ、Tバック姿のMansonに後ろからつかまれたと証言していた。Keaslerによれば、Mansonは彼の首にももの部分を押し付け、観客の声援を浴びながら、局部を彼の後頭部にこすりつけてきたという。Piszczatowskiは、この行動は単にショウの演出でしかないと主張したが、検察側は犯罪行為とみなした。

Kenneth Franzee副検事は次のように語っていた。「被害者は、自分が守るように雇われた、まさにその人物によって攻撃されたのだ」「被害者は、どちらかといえば不快な人物の体液をなすりつけられたのです」

判事のMcNallyは、Mansonのショウに特に興味はないと話している。「私自身は、こうしたタイプのエンタテイメントを楽しいとは思わない。だが、それは個人の趣味の問題だ」「なにがわいせつかを定義しようとすれば、裁判所は(答えの出ない)不明瞭な領域に足を踏み込んでしまうことになると考えている」

McNallyは9月11日の同時多発事件を受け、すべての米国民は市民の自由を守るべきだと語る。安全のための心配は、発言などの基本的な自由とのバランスを持って考えられるべきだという。McNallyはこう言っている。「私は選択の自由というものが好きだ。もし、それを取り上げたら、まったく違う世界になってしまうだろう。私たちは、そうした自由が与えられている私たちの法律制度を称賛するべきだ」

John Wisely, Detroit and Darren Davis, New York (C)LAUNCH.com
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