バックストリート・ボーイズ、所属レーベルの親会社を訴える

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Backstreet Boysは、メンバーのNick Carterのソロ・プロジェクトを優先し、グループの4作目に関する業務を怠ったとして、所属レーベルであるJive Recordsの親会社、Zomba Recording Corporationを訴えた。

デルウェアに拠点を置きロサンゼルスとニューヨークで業務を行なっているBackstreet Boys Inc. (BBI) とBackstreet Productions, Inc.の2社は11月25日(月)、米ニューヨーク地区裁判所で訴訟を起こした。

訴えによると、Zombaはグループが'02年4月にニューアルバムの納入準備をしていた際に契約義務の遂行を怠たり、またアルバムの納入に伴う前金の支払いを拒否したと告発されている。

グループは選曲とプロデューサーをめぐってZomba側と相談しようとしたが、同社は出席せず、“アーティストの決定”を拒否したと主張。同レコード会社はグループの4thアルバムでなく、メンバーであるCarterのソロアルバムの制作とプロデュースおよびプロモーションに力を入れたという。

グループはまた、アルバムは世界中で6500万枚を売り上げているが、売り上げによる収益のごくわずかしか受け取っていないとも話している。

Backstreet Boys側はこの裁判で、7500万ドルの損害賠償と契約違反および不正行為による追加賠償、さらに裁判費用の全額、弁護士料、また裁判所が適切と判断する救済措置を求めている。

グループが発表した声明では次のように述べられている。「僕たちはBackstreet Boysに全てを捧げています。どんなことがあっても、分裂させようとする力からグループを守るつもりです。長い間所属してきたレーベル、Jive Recordsが無責任な搾取を企てたことに失望しています。僕たち5人は現在、新しいCDを作り、夏のワールドツアーへ向けてコンサート日程をセッティングしているところです」

今回、訴訟を起こしたのはKevin S. Richardson、Brian Thomas Littrell、Nick Carter、Howard Dorough、Alexander J. "A.J." McLeanのBackstreet Boysのメンバー全員。グループは'93年に出会って結成された。

Zomba Recording Corporation側は訴えのあった日から20以内に返答しなければならない。同社は11月26日(火)、ドイツのメディア大手Bertelsmann AG(BMG)に27億4000万ドル売却されている。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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