ガンズ・アンド・ローゼズのツアー、キャンセルが相次ぐ

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Guns N' Roses(GNR)のツアーが不調だが、完全にダメになったわけではないようだ。プロモーターのClear Channelは、ツアーはまだ終わっていないという。バンドの広報担当者は、ツアーが不安定な状態なのは分かっているが、キャンセルが出てもいくつかの日程は続行すると話す。

12月11日(水)にサウスカロライナ州グリーンズヴィルのBI-LO Centerで予定されていた公演は、12月10日(火)午後にキャンセルされた。しかしバンドは、この中止はグループでなくClear Channelが決定したものと主張している。

その他に5日分の日程のキャンセルが確実となった。中止となる公演はグリーンズヴィルのほか、12月21日のニューメキシコ州アルバカーキ、12月22日のフェニックス、12月28日のラスベガス、12月30日のカリフォルニア州サクラメント、12月31日のカリフォルニア州サンホセ。

ツアーの問題が片づけば、GNRはおそらく新作『Chinese Democracy』の最終的な仕上げに思う存分、集中できるだろう。バンドのスポークス・パーソンは、アルバムには少しばかり最後の仕上げが必要と話す。『Chinese Democracy』は'03年春に発売される予定。これはGNRにとって'93年以来のスタジオ・アルバムで、'91年以来の新曲のアルバムとなる。同アルバムの制作には4年以上が費やされており、Sean Bevan、Roy Thomas Baker、Youthを含む数人のプロデューサーが携わっている。

ベーシストのTommy Stinson(元Replacements)は、制作過程ではいら立つこともあったが、リーダーのAxl Roseから最終的にはリリースされるのだからと、なだめられたと言う。

「途中で疑ったこともあったよ。ずっと続けてこられたのは、よくAxlにあれこれと話し、今やってる事やこれからやるいろいろな事について、彼が何を考えているか話ができたからだ。いつも、止まっては動きだすといった感じだった。“彼は本当にぶったまげるくらい頭のいい奴だから、どうしたいかちゃんと分かってるだろう”って。どうやってたどり着くかは別の問題だけど、彼は自分で何をしたいか、アルバムをどんな感じにしたいかは分かっている。疑問があるときはいつも彼に聞いて、それですっきりしてまた作業に戻るんだ。つまり、“あ~、やめた”って思ったことは一度もないよ」

Darren Davis, New York and Gary Graff, Detroit (C)LAUNCH.com
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