残されたビージーズのメンバーが、モーリスの死に医療ミスの可能性があると言及

Maurice Gibbの兄弟をはじめとする遺族は、1月12日（日）に腹部の手術を受けて死亡したMauriceに対し、病院が行なった治療に疑いを持ち始めている。Maurice（53歳）は、腸へいそくを取り除く緊急手術を受ける4日前からマイアミ・ビーチのMount Sinai Medical Hospitalに入院していたが、手術が行なわれるまえに心臓発作に襲われていた。

兄のBarry Gibbは先週末、BBCに対し、弟が受けた治療は“とても疑わしいもの”で、遺族は“Mauriceの死に対する全ての要因、要素、死亡するまでの最後の数時間の全記録を追求するつもりだ。我々は容赦なく追求していく。たった今から我々の探究になるのだ”と語っている。Mauriceの双子の兄弟Robin Gibbは、対処には「ミスがあり、時間が無駄にされたと考えている」と付け加えている。

病院の職員は、Gibbファミリーの申し立てを否定している。

Gibb兄弟を襲った悲劇はこれが初めてではない。'88年には、ソロ・アーティストとして成功していた一番下の弟、Andy Gibbが心臓の感染症で亡くなっている。30歳だった。

Maurice Gibbには、イギリス人シンガーである最初の妻Luluと、2人の子供を持つ2人目の妻Yvonneがいる。遺族は今週マイアミで葬儀を行ない、イギリスで告別式を行なう予定。

一方、兄弟と共にThe Bee Geesとして9曲のナンバーワン・ヒットを放ち、1億1000万以上のレコードを売ったMauriceの死を世界中のファンが追悼している。Barbra Streisand、Diana Ross、Dionne Warwick、Kenny Rogers、Dolly Partonらのヒット曲を書き、プロデュース、パフォーマンスもつとめたトリオは7つのグラミーを獲得しており、'97年にロックの殿堂入りを果たした。グループの最新スタジオ・アルバムは'01年にリリースされた『This Is Where I Came In』。

Gary Graff, Detroit　(C)LAUNCH.com