U2、『ギャング・オブ・ニューヨーク』でゴールデン・グローブ受賞、放送禁止用語も飛び出す

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U2のフロントマンBonoは、すでに十分に素晴しいその経歴に“ゴールデン・グローブ賞受賞者”の肩書きも加えることができた。授賞式の夜、Bonoは映画『Gangs Of New York』を紹介し、その後、同映画のサウンドトラックに収められた曲「The Hands That Built America」でゴールデン・グローブ賞を受け取った。

Bonoは『Gangs……』の特色を紹介し、その重要性をこう説明した。「アイルランド人に関する映画をイタリア人が作った……。素晴しくないかい?」「James Joyceにとってのダブリンがそうであったように、Martin Scorseseにとってはニューヨークがミューズ(詩、芸術の女神)だ。ニューヨークは、彼の映画人生の大部分で題材になってきた。彼は自分のミューズについてすべてを知りたかったんだ。すべての道、すべての街の片隅、どこでどのように生まれたか……。『Gang Of New York』はそういう話だ。彼のミューズがどのように誕生したのか――足をばたつかせて泣き叫ぶ誕生、そのままを描いている」

賞を受け取るためにギタリストのThe Edgeと一緒にステージに上がったBonoは、賞を受賞したことにエキサイトし、生放送中だということを忘れてしまっていたに違いない。「ああ、これは本当に、本当にファッキング・ブリリアントだよ(客席から喝采)」「ほんとに、ほんとに素晴しい。みんな知ってる通り、映画にはたくさんの曲がある。いくつか素晴しいものもあるし、U2の曲が使われることだってある。でも映画の登場人物やストーリーに由来する曲はあまりない。こういう会話を10年以上前にMartin Scorseseとしたんだ。バンドにとって、ものすごく特別な夜だ。The Edge、何か言ってくれよ?」

The Edgeはそれにこう答えた。「そう。'70年代にダブリンで育った俺達に、Martin Scorseseの映画は大きな衝撃だった。彼の映画のひとつに少しでも参加できたのは、特別な名誉だよ。どうもありがとう!」

Steve Iervolino, New York (C)LAUNCH.com
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