騒動を巻き起こしたガレージロック・フェスティヴァルが新たにLAで開催

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The StrokesThe VinesThe White StripesThe Hivesらの成功によって、次にくるのはガレージロックとの呼び声が高いが、こうしたジャンルの大半のバンドは未だ影に埋もれ、駆け出しのインディーズ・レーベルと契約したり、自ら7インチ盤をプレスし、リリースしている。しかし、Tiger Mask Productionsのプロモーター、Ralph Carreraが主催する2日間の音楽フェスト「Los Angeles Shakedown」はこうした状況を一変させるかもしれない。同フェスティヴァルは2月15日(土)と16日(日)、60あまりのインディーズ・ロックバンドをL.A.のダウンタウンにあるVariety Arts Centerに集め、音楽と暴動の失われた週末を展開する。

3回目となる今年のShakedownは、ラスヴェガスで行なわれた1回め騒動があまりにも大きかったため開催が危ぶまれていた。2000年8月、ラスヴェガスのゴールド・コースト・ホテルの2会場で開かれたこのイベントでは、興奮した参加者によって施設が破壊され、1万5000ドルから2万5000ドルの損害が出たと噂されている。翌年の第2回の開催時には、イベントは同ホテルとラスヴェガスの他のホテルのブラックリストに載せられた(ある匿名の人物は、ホテルの損害と参加者の騒ぎは大きく誇張して伝えられていると主張し、ホテルの従業員は出演したロッカーたちがホテルにあるカジノでお金を使わなかったため、実際はそのことを心配していたと話してる)。

Shakedown 2001はホテルの公式スポンサーをつけず、ラスヴェガスにある2カ所の離れたナイトクラブで行なわれた。'02年、フェスティヴァルは休止に追い込まれるかに見えたが、ロックは健在で、これからも絶えることはない。結局、Shakedownはラスヴェガス同様、罪深い都市として悪名高いロサンゼルスへ新たに移った。

心機一転した今回のL.A. Shakedownで初日のメインとなるのは、南部出身のロックバンドSupersuckers、シカゴのベテラン・パンクDwarves、オールドスクール・ハードコアのYouth Brigade、再結成したニューウェイヴ・バンドRezillos、ストーンロックのカルトNebula、ブルースロックのフュージョンZen Guerrilla、サンディエゴ出身のロカビリーグループDeadbolt、サブポップの新人MakersとCatheters、Nine Pound Hammer(元Nashville PussyのBlaine Cartwright)ら。2日目の出演はサイケデリック・バンドのBrian Jonestown Massacre、現在英国のプレスが注目するWarlocks、日本のGuitar Wolf、ブリリアントな正統派ロックバンドUpper Crust、Original Sinners(XのExene Cervenkaをフィーチャー)、再結成されたボストンの半ば伝説的存在のLyres、L.A.ロックの代表格で現MTV2のバンドHangmen、そして炎のヘッドライナーNashville Pussy。

Shakedownは2日間ともVariety Arts Centerの3カ所の会場で、正午から午前2時まで開催。ラインアップとスケジュールの詳細はww.lashakedown.comで。チケットは同サイトか電話(米)323-662-6802で購入可。料金は2日間パスが60ドル、1日が35ドル。

Lyndsey Parker, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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