「ゴスペル・シンガーとロックンロールの組み合わせを常々やりたいと思っていたんだ」ステレオフォニックス、ケリー・ジョーンズが最新作を語る

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5月28日に4thアルバム『You Gotta Go There To Come Back』をリリースしたStereophonics。3rdアルバムとなる前作『Just Enough Education to Perform』は、UKでは約1年にも渡るロング・ヒットを記録した。2003年にはサマーソニックで来日する彼らのインタヴューが音楽情報サイトBARKSに掲載されている(../feature/?id=52319616)。

UKロックという枠組みに収まらない、前作以上に多様性を持つトラックリストについて、ヴォーカルでソングライターのケリー・ジョーンズはBARKSのインタヴューにこう答えている。

「前作の“Vegas Two Times”で女性コーラスにトライしてるよ。トム・ジョーンズと共演したとき知り合ったシンガーたちで、'98年だったかな。ゴスペル・シンガーとロックンロール・ギターの組み合わせは、常々やりたいと思ってたアイデアなんだ。ストーンズやフェイセズ、最近だとブラック・クロウズやベックとかいった多くの人がいろんなアルバムでやってるけど、出来てきた曲を聴いて、この曲にはこういうのがいいなって思ったわけ。もちろんほかにもアメリカのロックン・ロールとか、スティーヴィー・ワンダー、フォーク、カントリーといった、とにかくいろいろな音楽……クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルも……そういうものに影響されているなって感じさせるポイントはいくつかあると思う。だけど、いろんな人から影響を受けながらも、最終的にはあくまでステレオフォニックスのメロディ、サウンドに行きつくことが出来てるんじゃないかな。」

年齢的にはまだまだ若い彼らだが、若手という印象はすでになく、大御所の風格さえ漂わせる。ライヴ・バンドとしても評価が高いだけに、サマーソニックにおける真夏のステージが今から楽しみだ。
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