<SummerSonic2003>ザ・ストロークス、ライヴ栄えするナンバーでスタジアムを大いに沸かせる

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1Fアリーナが大きくうねった。The Strokesの登場だ。以前Zepp Tokyoで見たときには黄色い声が飛びまくり、なんだかアイドルのコンサートに来たような気分もしたものだが、今回は堂々たるスタジアム公演とあって、アリーナから2F、3Fスタンドまで、老若男女、幅広いファンがびっしりと広がっている。

今さらだけど、The Strokesはやっぱりライヴ映えのするバンドだ。曲もそうだ。CDで聴いて素晴らしいのはもちろんだが、スタジオにこもって最新の機材とコンピュータを使って作りこんだ複雑なサウンドというわけでもないし、生で聴いてこその良さがある。

そしてあのギター、ジュリアンの歌声、ノスタルジー、共感、うまく言葉では言えないが、彼らはファッションもそうだし、存在そのものに独特の味わいがある。セットは『Is This It』からの選曲がメインだが、制作中の新作アルバムから3曲の新曲を披露した。ライヴ中、オーディエンスは終始ハイテンションだったが、オープニングの「NYC Cops」、中盤の「The Modern Age」、終盤の「Last Nite」の3曲がとくに盛り上がっていたように見えた。

「オゲンキデスカ、トウキョウ」

そんなMCもジュリアン言うと、ほんとに親近感がわく。2002年の来日から約1年半。どことなくぎこちない印象もあった前回から、すごくこなれた感じがした。
「This is last song」と短く紹介したあと、ジュリアンは「Take It Or Leave It」を、最前列付近のオーディエンスの中にダイブし、うねりながらその中で歌いだした。

外見がクールだからちょっと思いもよらなかったけど、オーディエンスだけでなく、バンド自身も相当ノっててくれたんだね! とそのジュリアンの様子を見ているとうれしくなってきた。

01.NYC Cops
02.Hard To Explain
03.新曲
04.The Modern Age
05.Someday
06.新曲
07.Soma
08.Barely Legal
09.新曲
10.Last Nite
11.Take It Or Leave It

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