米ロック・バンド、ステージでの自殺を予告

ポスト
AP通信社によると、オルタナティヴ・ロック・バンドHell On Earthのリーダーは10月4日(日)のステージである人物の自殺の決行を許可するという。フロントマンのBilly Tourtelotは、役所の新しい条例に禁止されたため、ショウはフロリダ州のセントピーターズバーグでプライベートに行なうと発言している。

セントピーターズバーグ議会は月曜日、市内で商業的、またはエンターテイメントを目的とした自殺を禁ずる緊急法令を満場一致で承認した。この条例は、そのようなイベントの開催、プロモーション、チケットの売買も禁止する。このためTourtelotは、ショウは未公開の場で“少人数の限られた人々”を集めて行なうと話している。また、その模様をバンドのサイトhellonearth.netで公開する予定だという。

議会のメンバーBill Fosterは市の条例についてこうAP通信社に語った。「売名行為によるものと思われるが、誰かが命を失おうとするのを黙って見ているわけにはいかない」また、ショウのプロモーションを止めるようバンドに対し差し止め命令を請求することも考えているという。

条例を違反すると500ドルの罰金のほか最高60日間拘置されることになるが、Hell On EarthのTourtelotは違反を起こすのを恐れていないと話す。彼は、イベントは安楽死を手助けするために行なうと語っている。

フロリダの条例だと自殺幇助は過失致死罪、第2級犯罪にあたるが、Turtelotは、バンドは自殺を助けるわけじゃないと話す。「彼は自分の手で死ぬつもりなんだ。自分の意思でね」安楽死協会の会員だといわれるこの人物の名は、ショウの当日まで公表されない。

Hell On Earthは当然のこと、ニュー・アルバム『All Things Disturbingly Sassy』をプロモーション中。

(C)LAUNCH.com
この記事をポスト

この記事の関連情報