全米レコード協会が昨年に続き532人のコンピュータユーザーを提訴

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全米レコード協会(RIAA)が、昨年の261人への提訴に続き、今年は532人のネットで音楽を不法に配信している532人のユーザーを提訴したと、米『ローリングストーン』が伝えている。「これは新しいものと古いものの戦いではなく、iTuneや新Napsterを初めとした合法配信サイトと、Kazaa、Imesh、Groksterとの戦い」と全米レコード協会最高責任者であるベインウォル氏は位置づける。

前回の提訴から今回の提訴までこれだけ期間が短かった背景には、先月出された「IPサービス業者に情報を公開させるために召喚状は使ってはならない」という裁判所命令がある。つまり、協会が提訴している相手は、現状ではユーザーが利用しているIPアドレスのみであるため、被告の氏名を知るためには、IPサービス業者からユーザー名をもらわなければならない。そのためには、まず裁判所に提訴する必要があったわけだ。さらに、協会側は提訴する基準を、昨年の1000曲以上の配信から800曲以上と引き下げたため、今回のような500を上回る数のユーザーが提訴されることになった。昨年夏の提訴で、多くの楽曲ファイル配信ユーザーがかなりの金額にのぼる罰金を支払うとともに、各自のコンピュータから著作権侵害の曲ファイルの削除と、二度と不法配信をしないことを強いられたことを考えれば、今回も著作権に対し別見解を持つネットユーザーには厳しい状況になりそうだ。

Record Industry Association of America (RIAA) 公式サイト(英語)
http://www.riaa.com/

Aki Kayamoto, NY

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