クイーンズライク、2つの時代を反映したヘッドライナー・ツアー

ポスト
Billboard.comによると、米西海岸シアトル出身のメタル・バンド、クイーンズライクの米国・ヨーロッパツアーには政治的なコンセプトが含まれているという。バンドは今回のヘッドライナー・ツアーで、'88年の作品『Operation:Mindcrime』と、オリジナル・メンバーで制作した'03年のスタジオ・アルバム『Tribe』から数多くの曲をフィーチャー。ジェフ・テイト(Vo)は、これら2枚のアルバムはそれぞれ違った時代に作られたが、類似点がたくさんあると話している。

彼は現在のイラク情勢を示唆し「今、俺たちの政府はかなり右翼的になってる。“Mindcrime”の時代も極右的なレーガン政権だった。戦争していた。今もまた、俺たちは戦争している。やり残した仕事をたくさん抱えながら同じ状況にあるんだ」とBillboard.comに語った。

彼はまた、'80年代にメタルシーンに登場したバンドのコンセプトについて、名声や競争といった物理的な追求はせず、「俺たちは曲を書いて、プレイし、ツアーをする。みんなのために音楽を演奏するんだ」と話した。

クイーンズライクのヘッドライナー・ツアーは5月いっぱいまで米国の主要都市を廻る。その後、6月からヨーロッパを訪問、7月初旬のオーストリア&ドイツ公演で幕を閉じる予定。

4月16日・17日はイリノイ州シカゴのハウス・オブ・ブルースでコンサートが行われる。

T.Kimura
この記事をポスト

この記事の関連情報