オアシスも大好きなザ・ラーズ、再結成

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'90年代に「There She Goes」の大ヒットを生み、アルバム1枚を出しただけで解散した伝説のバンド、ザ・ラーズ。すでにSUMMER SONIC '05で再結成することが発表されていたが、バンドは日本だけなく本国イギリスでもライヴを行なうことを明らかにした。

'86年にリバプールで結成されたザ・ラーズは、'90年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表。ビートルズを彷彿させるシングル「There She Goes」は、90年代を代表するヒット曲となり、シンガーのリー・メイヴァースは“天才ソング・ライター”と謳われた。しかしながらバンドは、2作目を制作中に解散。その後、ベーシストのジョン・パワーはキャストを結成し成功を収めたが、メイヴァースはスポットライトから離れた隠遁生活を送っていた。それが昨年、同じくリバプール出身のザ・ズートンズのライヴに2人揃って姿を見せたことで、バンド再結成の噂が囁かれていた。

SUMMER SONIC '05への出演が発表されたとき、英マスコミはザ・ラーズの名がオアシスより下に出るのは“皮肉だ”と報道した。オアシスがデビューした当時、ノエル・ギャラガーは「ザ・ラーズが始めたことを継続したい」と公言しており、彼らにとってザ・ラーズは“尊敬する師”というわけだ。

当初、日本だけの再結成だと思われ英国のファンをガッカリさせていたが、バンドは本国でも3公演行なうことを発表。ロンドンでは6月14日にシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでパフォーマンスする。また、Vフェスティヴァルのオアシスのステージにスペシャル・ゲストとして出演するのではないかとも噂されている。

Ako Suzuki, London
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