ディラン「俺が畏敬の念を抱いてるのはポールだけ」

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カイザー・チーフスのリッキー・ウィルソンがポール・マッカートニーの偉大さを称えたばかりだが(参照:「K・チーフス、「マッカートニーこそ、英国一の偉人」」)、別のところでボブ・ディランもマッカートニーを称賛していた。ディランは、自分が「畏敬の念を抱いているのは、マッカートニーだけだ」と最高級ともいえる賛美の言葉を発した。

NME.COMによると、ディランは『Rolling Stone』誌のインタヴューでこう話したという。「(ジョン・レノンとマッカートニーは)素晴らしいシンガーだった。いまだに、彼らに勝るシンガーを探すのは難しい。マッカートニーには畏敬の念を抱いてるよ。俺がそう思う唯一の人物だろうな。彼は何でもできる。それに手を休めるってことを知らない……。いまいましいほど、簡単にやっちまうんだ」

ディランはまた、マッカートニーの元バンド・メイト、ジョージ・ハリソンについても話している。ハリソンは、レノンとマッカートニーという2人の天才ソング・ライターにはさまれ、フラストレーションを感じていたという。「ジョージはビートルズで、苦悩してたよ。レノンとマッカートニーがいたら、自分の曲がアルバムに収録されるのは難しいからね。でも(あの2人相手に)苦悩しない奴なんかいるかい? もし当時、ジョージが自分のバンドを作って曲を書いていたら、ものすごくビッグになってたと思うよ」

来週(5月24日)、66歳の誕生日を迎えるディランは6月下旬から北米ツアーをスタートする。「手を休めることをしらない」のは彼も一緒だ。

Ako Suzuki, London
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