シザー・シスターズのアナ、ノエルの愛を勝ち取る

ポスト
オアシスのノエル・ギャラガーから“カス”呼ばわりされたシザー・シスターズだが、シンガーのアナ・マトロニックは言い返す代わりに親切攻撃でノエルの愛を勝ち取ったそうだ。ノエルは2年ほど前、『NME』誌のインタヴューで「奴ら(シザー・シスターズ)があれをエンターテイニングと呼ぶならば、勝手にケバケバしい格好させとけよ。俺のほうがよっぽど、エンターテイニングだぜ。いつか奴の声帯を引き裂いてやる。あいつはカスだ」と野次った。

その発言を聞いた当時も「ギャラガーに文句言われるようになったら、しめたものよ。わたしが思うに、それは認印を貰えたってことだもの」と受け流していたマトロニックだが、ブリット・アワーズでノエルに会ったとき、彼女なりの戦略で親交を深めることに成功したという。

NME.COMによると、マトロニックはロンドンのフリー・ペーパー『Metro』でこう話したという。「(オアシスとは)同じ警備会社を使ってるの。で、彼らがバックステージにいるって聞いたから、ノエルのとこに直行して、ほっぺをつまんでビ~ッグ・ハグをしたのよ。シザー・シスターズに対して悪く言う人がいても、わたしは応戦したりしないわ。その代わり、親切にして丸め込んじゃうの。わたしのことを好きにさせちゃうのよ。ノエルは共通の知り合いに、わたしのこと“最高のギャルだ”って言ったそうよ。彼って、すっごくナイス。リアムもね」

最近は、マルーン5も「オアシスに批判されるのは存在を認められた証拠」と発言。アメリカのバンドの中では、“ノエルの批判=名誉”との公式が成り立ちつつあるようだ。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報