ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、解散の危機?

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先週、グラスゴーで行なわれたコンサートで、フロントマンのスコット・ウェイランドが「最後のツアーだ」とコメントしたことで、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー解散説が浮上している。また、このコメントがきっかけとなり、メンバー間の雲行きが怪しくなってきた。

ウェイランドは3月20日のグラスゴー公演で「君たちは特別なものを目にしている…、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのラスト・ツアーだ」と話し、ステージを下りてしまった。ウェイランドの爆弾発言に、残りの3人のメンバーは困惑したように顔を見合わせていたといわれている。

翌日、ドラマーのマット・ソーラムはブログ(mattsorum.com)に以下のようなメッセージを掲載し、ウェイランドがイライラしていたのは家族から離れているためだと説明した。「残念なことに、この業界には自分がどれだけ素晴らしい人生を送っているのかわかっていない人間もいる。世界中をツアーし、素晴らしいファンや人々に会う。ミュージックをプレイするだけで生活していける。俺はほんとに感謝してるよ。だが、ある人たちにとってツアーは単なる負担でしかないときもある。家族から離れているのをストレスに思う奴もいる」「昨夜、誰がアンハッピーだったかは、みんなもわかってるだろ」

これを受けカチンときたのか、ウェイランドが自身のサイト(scottweiland.com)で猛反撃に出た。「まず第一に、俺の家族間の問題は奴(ソーラム)には全く関係がない。あいつは、本物の関係を築くには未熟すぎるからな。子供なんて、とんでもない」

ウェイランドはさらに、2007年秋のオーストラリア・ツアーがキャンセルになったのはソーラムのせいだったと暴露している。「俺は16年間でたった1回のツアーしかキャンセルしてねえ。マシューよ、パンドラの箱を開けようか? オーストラリアのツアーはお前がキャンセルしたんだったな。リハビリに行ったためにな。その理由について、俺は話すつもりはねえけどよ」

ウィランドは、ファンのためにツアーは最後まで続けると話しているが、かなり泥沼状態。2人が反目し合っているのは確かなようだ。ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのツアーは4月1日まで、残り4公演ある。ウィランドはその後、古巣、ストーン・テンプル・パイロッツの再結成ツアーに参加する。

Ako Suzuki, London
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