リンゴ・スターの生家、“壊される前の記念に”レンガ泥棒が続出

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リンゴ・スターの生家が周辺の開発計画のため取り壊しの危機にあることは以前お伝えしたが、この話が広まったことで、反対運動が始まっただけでなく、「ならば、その前に記念に…」と外壁のレンガを持ち去る困った輩も出現しているそうだ。

レンガ造りの家だけに、それが取り外されたらバランスが崩れる。市役所は歩行者の安全も考え、金属製のカバーを取り付けることにしたという。スポークスマンは「窓周辺のレンガがいくつも持ち去られています。記念品ハンターによるものだと思われます。もしこれ以上のレンガが取り外されたら、通行人に危険がおよびかねません」と話している。

開発工事は当初、10月にスタートするといわれたが、“リンゴの生家を救え”キャンペーンが起こり延期されている。

リンゴはこの家(9 Madryn Street)に3ヶ月しか住んでおらず、その後長年に渡り暮らしたAdmiral Groveほど観光客から注目されていない。しかし、熱心なビートルズ・ファンは「ポール・マッカートニーやジョン・レノンの家と同じように、リンゴの生家も保存し観光目的に再建すべきだ」と話している。キャンペーンの発起人は「Madryn Streetを撤去するというクレイジーな決断をくつがえすためにあらゆる手段を尽くして戦うつもりだ」という。

Ako Suzuki, London
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