エアロスミス、東京ドーム大盛況、スティーヴンが“あの曲”を捧げた相手とは?

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11月28日に行なわれたエアロスミスの東京ドーム公演の盛況ぶりについては昨日もお伝えしたが、11月30日に同会場で行なわれた東京最終公演も、それに勝るとも劣らない内容の充実したライヴとなった。演奏曲目について注目すべきは、第3作の表題曲である「Toys in the Attic(闇夜のヘヴィ・ロック)」と、同作に収録の「Big Ten Inch Record」が今回の日本公演において初めてセットリストに組み込まれていたことだろう。

加えて、ジョー・ペリーは自らのギター・ソロの場面で『GET A GRIP』アルバムのクロージングに収録されていたインストゥルメンタル曲「Boogie Man」を演奏。さらにアンコール時、今回の各公演では「Dream On」への導入的にスティーヴン・タイラーがピアノの弾きがたりで「Home Tonight」を披露する流れが定着しているが、この夜はその前に、彼自身のソロ名義の楽曲である「Love Lives」を少しばかり歌って聴かせてくれた。スティーヴンはこの曲を歌い始める際、客席に向かって「タクヤ~!」とシャウトしていたが、そのとき彼の視線の先にいたのは他ならぬ木村拓哉。改めて説明するまでもなくこの楽曲は、木村自身の主演による映画『SPACE BATTLESHIPヤマト』の主題歌として使用されていたものである。しかもそのときスティーヴンは、同映画のなかで衣装として使用されていたものとおぼしきジャケットを着用していた。

これまで毎晩異なった演奏メニューでのステージを披露してきたエアロスミス。果たして「Love Lives」をもう一度耳にすることができる機会が訪れるかどうかはわからないが、これから先に控えている各地での公演の動向にも注目したいところだ。

増田勇一

<エアロスミス日本公演 2011年11月30日(水)@東京ドーム>
1.Draw the Line
2.Love in an Elevator
3.Toys in the Attic
4.Jaded
5.Janie's Got a Gun
6.Livin' on the Edge
7.Big Ten Inch Record
8.Lick and a Promise
9.Hangman Jury
10.What It Takes
11.Last Child
12.Red House
13.Combination
14.No More No More
15.I Don't Want to Miss a Thing
16.Cryin'
17.Sweet Emotion
-encore-
18.Love Lives~Home Tonight~Dream On
19.Train Kept a Rollin'
20.Walk This Way

◆エアロスミス・オフィシャルサイト
◆UDOサイト
◆エアロスミスBARサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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