【イベントレポート】ザ・ローリング・ストーンズ50周年記念作品ロンドン・プレミア、現地より速報

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ザ・ローリング・ストーンズの50年にわたる栄光の軌跡をたどるドキュメンタリー映像作品『クロスファイアー・ハリケーン』のワールド・プレミア上映が2012年10月18日、ロンドンのレスター・スクエアにあるオデオン・シネマで行われた。第56回を迎える<BFIロンドン・フィルム・フェスティバル>のハイライトである。

◆ザ・ローリング・ストーンズ画像

ストーンズを一目見ようと、レスター・スクエアには多くのファンが集まった。

午後6時を回った頃、レッド・カーペットにミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッドが次々と登場。さらに元メンバーのビル・ワイマン、ミック・テイラーも続いて登場した。

上映直前のステージには4人のメンバーとビル・ワイマンが並んだ。この作品の監督のブレット・モルゲンのあいさつに続き、ミック・ジャガーは「今日この場で映画公開を実現する為に頑張ってくれたみんなにありがとう。そして監督のブレット・モルゲン、50年の歴史をこの短期間で作品にしてくれてありがとう。ミック・テイラーにも礼を言うよ。ビル・ワイマンにもありがとう」と感謝の気持ちを言葉にした。最後にキース・リチャーズが「サンキュー」というただ一言だけで会場を大いに沸かせた。

この後メンバーは『クロスファイアー・ハリケーン』を観客と共に観賞。120分に及ぶ至宝のロックンロール・ドラマが終わると、場内はスタンディング・オベーション、惜しみない拍手をストーンズに送った。

このイベントの撮影を行い作品を鑑賞したオフィシャル・フォトグラファーの有賀幹夫は、この作品を以下のように語ってくれた。

「最初の情報から半年、遂に完成した『クロスファイアー・ハリケーン』は予想を超える素晴らしさだった。約20年前に自分の映像会社を立ち上げ、こだわりの映像作品を製作してきたミックにとって、これがひとつの到達点だろう。しかしその内容はいい意味で僕の予想と大きく違っていた~バンド側は新進気鋭の監督を全面的に信頼しあずけたな、と思ったし、監督がここで提示したザ・ローリング・ストーンズというロックバンドは、恐ろしいほどにヤバくて、改めてファンになった頃の衝撃を再体験することができた。なのでバンドを知らない若い世代にも観てほしいし、ストーンズならではのカッコよさは世代を超えてきっと伝わると思う。そしてこの映画のタイトルは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の歌詞からつけられたわけだが、これ以外には考えられないほど内容とマッチしている。映像のカット割りや音の処理が独特で、ストーンズの陰影がよく表現できているし、映像表現としても新しい。レッド・カーペットで間近で目撃したメンバー4人は、この作品に対して満足している以上に現在のいい状況や仲のよさがよくわかった。そしてビル・ワイマンだけでなくミック・テイラーも登場した今回のプレミアは、遂に新たな、そして最後へのまとめの時代が来たのではないか?と思った。発表になった11月~12月のライブも楽しみだ」──有賀幹夫(オフィシャル・フォトグラファー)

なお「クロスファイアー・ハリケーン」のジャパン・プレミアは11月7日(水)Zeppダイバーシティ東京で行われる。またオリジナルTシャツなどの特典や数々のボーナス映像が追加されたDVDとブルーレイの日本先行発売も全世界に先駆けて11月に予定されている。

写真:有賀幹夫

ザ・ローリング・ストーンズ結成50周年記念ドキュメンタリー『クロスファイアー・ハリケーン』ジャパンプレミア
11月7日(水) Zeppダイバーシティ東京
1部:13時開場 14時開演
2部:18時開場 19時開演
チケット:6950円(税込)※50周年記念ロゴ刺繍Version T-shirt付き
http://www.fujipacific.co.jp/rollingstones50/

『クロスファイアー・ハリケーン』DVD&ブルーレイ11月日本先行発売予定
・初回数量限定生産5000セット Blu-ray+公式オリジナルTシャツ(ブラック)
6,780円(税込)
・初回数量限定生産5000セット DVD+公式オリジナルTシャツ(ホワイト)
5,780円(税込)
・通常盤Blu-ray 4,980円(税込)
・通常盤DVD 3,980円(税込)


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