トニー・ベネット、くじを当てて家族の食卓を救う

ポスト
貧しい家庭に育ったというトニー・ベネットは、くじでターキーを当て、食べるものがないと嘆いていた母親を歓喜させたことがあるそうだ。

◆トニー・ベネット画像

「自分はいつも運が強い」というベネットは、ドキュメンタリー『The Zen of Bennett』でこんな逸話を明かした。「母は3人の子供を育てていた。奴隷のように働いていたよ。針が爪を突き刺すの恐れながら縫って、1枚のドレスで1ペニーだ。ひどかったよ。ある年の感謝祭で、台所で母が“感謝祭なのに、テーブルに並べる食べ物がない”って言っているのを聞いたんだ。すごく悲しそうで心が張り裂けた」

「近くの映画館でやってるくじの抽選券を持ってたんだ。このことは一生忘れないよ。“僕が当たる、僕が当たる”って言ってたんだ。当選したよ。大きなターキーが当たったんだ。家に持ち帰ったら、みんなビックリしてた…。いまだに、信じられないって言われている。こんなふうに僕はいつもラッキーなんだ。しょっちゅう、いいことが起きる」

ベネットは先週、大ヒット・アルバム『デュエッツII』の続編ともいえるシリーズ第3弾『ビバ・デュエッツ』をリリースした。今作ではクリスティーナ・アギレラ、マーク・ソンソニー、グロリア・エステファン、フランコ・デ・ヴィータらとデュエットしている。
この記事をポスト

この記事の関連情報