【イベントレポート】“セクシーサンタ”のBerryz工房が渋谷に登場。ももちがほしいものは「万人受け」

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イベントは、そんな新曲「WANT!」からスタート。目まぐるしく変わるフォーメーションと、EDM要素を含んだトラックがフロアのファン300人を煽っていく。

「みんなで楽しいクリスマス・イブにしましょう!」というキャプテンからの挨拶が終わると、徳永千奈美と菅谷梨沙子を残してメンバーは一旦ステージを降りる。残された“英語をしゃべれるようになりたい”徳永千奈美が、大きめなアクションで「Merry Christmas!」とフロアに呼びかける。その様子を見ていた菅谷梨沙子は、「メリー・クリスマス……」と、ちょっと恥じらい気味。徳永に「メリー・クリスマァース!って英語っぽく言ったほうがいい。」とダメ出しされ、再度挑戦するも、やっぱりどこか恥ずかしい18歳。

2012年を振り返って、Berryz工房のメンバーそれぞれ個人ブログを始めたことが大きかったという徳永。なんだか自ら墓穴を掘ろうとしているかのようで、ファンからは歓声が上がる。「私はもともと日記をつけてたので、もう一個の日記のような感じで。続かないかなって思ったんですけど、意外と続いてます。」という菅谷も、「問題はこの人ですよね。」と、徳永を差し、ファンに同意を求める(もちろんファンは大喝采)。すると「いやいや、千奈美もプライベートで、実は日記やってるんですよ。みなさんの知らない、器用なところもあるんですけども……私も“第2の日記ができたな”って思って。」と、ファン驚愕の発言が。これには菅谷も初耳だったようで、「日記、続いてるの?」と問いかける。すると徳永「ど、どっちの日記?」、菅谷「どっちも。あっちはダメじゃん?」、徳永「あっちってどっち?」と、コントみたいな問答が繰り返される。

「週に2、3回はブログを更新したほうがいいと思う。」と、菅谷梨沙子にダメ出しされた徳永千奈美は、「でもね、Twitterもやってるから!」と言い訳。この発言を受けてフロアは沈黙する。誰もが「(そうだよね。ごく稀に千奈美の顔アイコンがTLに流れてくるもんね……。)」と、納得し……かけたところで、それが“ごく稀に”だったことを思い出し、次の瞬間、会場は「えー!」の嵐。「Twitterは私、見てないからわからないけど……」という菅谷に、「僕もあんまり見てない(徳永がつぶやいているのを)。」と、そこかしこから声が上がる。徳永は、2013年こそはブログを毎日更新したいとする一方で、「千奈美の密かなルールとしては、(同じくあまりブログを更新しない)熊井ちゃんがブログを更新したら、千奈美も更新する。」なんだそうだ。

その後も、菅谷梨沙子のブログは読んでて面白いと語りつつ、「(嗣永)桃子のブログは見てません!」と、バッサリ切り捨てたり、Berryz工房メンバーのブログは全部ブックマークに登録しているけれど「(嗣永桃子のブログは)見ては、いません!」と、やっぱり切り捨てていく徳永。ところが、ちゃんと嗣永のブログも読んでいる菅谷が、「もものブログは特徴的。」とフォローすると、「ももすごいよねー。特徴的で。」と、その話に乗っかろうとする。すかさずファンから「見てないのに?」とツッコミが飛ぶ。すると、「さ、ということで……」と、まさかのトーク自体をぶった切って強引にMCコーナーを締めるのであった。

イベントにはクリスマスの特別なコーナーも用意されていた。Berryz工房の曲ではないイントロとともにステージインしてきたのは、肩出しのセクシーサンタ衣装に着替えたキャプテン・清水佐紀。ここからはサンタの衣装に身を包んだ各メンバーが歌うクリスマスソングとチェキのプレゼントコーナーだった。清水が披露したのは「恋人がサンタクロース」。ちなみに一番年上(21歳)である彼女のコスチュームは、7人の中で一番露出が高いものだそうだ。

「超可愛い!」という清水への歓声もやまない中、続いて登場してきたのは「ももちサンタでーす!」と、嗣永桃子。「サンタが街にやってくる」を<さあ あなたから / メリークリスマス / ももちから / メリークリスマス>と、オケにあらかじめ入っているコーラスをもかき消して徹底して“ももち”と歌い上げる様は、もはや「Santa Claus Is Comin' To Town」ではなく「Momochi Is Comin' To Town」だ。

須藤茉麻は「あわてんぼうのサンタクロース」を披露。ところがプレゼント用のポラを撮影するために登場してきた嗣永が、ここで「今年大流行した『許してにゃん』のポーズでお願いしまーす。」と、自身お得意のポーズを須藤に要求。当初、拒絶反応を示していたフロアだったが、須藤の『許してにゃん』が、ことのほかしっくりきていたため、「可愛い!」という声へと変わっていく。もっとも、須藤は「ちゃんと笑えてた?(苦笑いじゃなかった?)」と、心配そうにしていたが。

「せ~の メリークリスマス!」と、聴き慣れたイントロとともに飛び出してきたのは夏焼 雅。もちろん曲は「ぴったりしたいX'mas!」。miyaサンタ×プッチモニのクリスマスソングという、“クリスマス・イブにこれ以上のものはないのではないか” “まさにこれこそみんなが望んだクリスマスプレゼントなのではないか” と言わんばかりの組み合わせに、ファンのボルテージは急上昇。全力での「L・O・V・E LOVELY 雅」コールが渋谷の地下を揺らしていく。そして、大人セクシーな雅ちゃんのチャーミングなパフォーマンスを目の当たりにして、間違いなく誰もが“頭の中 ほとんど 雅”状態。その証拠に、歌が終わっても「miya!」「可愛い!」「いい!」の大声援だ。

盛り上がりをそのまま引き継いだのは熊井友理奈は「We Wish You a Merry Christmas」(ソロコーナ唯一の英語曲)を歌唱。モデルと並んでもまったく引けをとらないスタイルでいい女度に益々の磨きがかかる彼女が口ずさむ英語のフレーズにみんなうっとりだ。

頭にトナカイのカチューシャをつけてやってきたのは徳永千奈美。曲はもちろん「赤鼻のトナカイ」。熊井友理奈と同様にスタイルのいい徳永だが、ここは笑顔で歌いあげる。

そして最後は、菅谷梨沙子。舞台袖で「無理無理」と言っていたらしい彼女が、ほっぺを両手で押さえて照れながらステージに登場する。その人形のような佇まいにひときわ大きくなる歓声。中には、菅谷が可愛すぎて号泣している女の子ファンもいるほど。で、そんな彼女が歌う曲は「ジングルベル」。もっとも、マイクを握っている菅谷の歌詞は“あやしく”、もちろんそれにファンは気づいて笑いながらも声援を送る。

そんなクリスマス企画の後には、サンタコスで全員が集合して「付き合ってるのに片思い」を披露。さらにラストは、このリリース記念のクリスマスイベントを締めくくるにふさわしい「Silent night(きよしこの夜)」。

オルガンの音色と照明効果で、ステージには一気に荘厳な雰囲気が漂う。歌詞カードを手に一列になったBerryz工房のメンバーも、神妙な面持ち。誰もがその歌声に耳を傾ける。イメージするなら聖堂に鳴り響く聖歌隊の歌声……のはずだったが、ひとりワンフレーズずつ歌い継いでいくためか、まずテンポがずれ、さらに歌詞もあやしくなり、最後には音程すらも。

グダグ……いや、“とてもアットホームな合唱”になってしまったこの「Silent night」。とはいえ誰もが笑いながらもそんなBerryz工房のステージを楽しんでいたのは確か。発売記念イベントは大成功、ファンは大満足だったことだろう。

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ところで、記者会見終了後、7人のセクシーなBerryzサンタさんたちから集まった報道陣に対し、クリスマスらしく靴下のプレゼントというスッペシャルなサプライズがあった。記者も、「じゃあ……ブラックで!」とmiyaサンタさんが選んでくれた黒系のパイル地の靴下をキラッキラな笑顔とともに頂戴したことを最後に余談として報告しておきたい。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆BARKSかわいこちゃんねる
◆ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト
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