リリー・アレン、Twitterも炎上の絶好調ぶり

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リリー・アレンが絶好調だ。新曲「ハード・アウト・ヒア」の世界観を忠実に再現したミュージック・ビデオは公開からたった12時間で100万回以上の再生数を突破し、5日経った時点で600万再生に届く勢いだ。ビデオの内容をめぐって様々なコメントがTwitter上に投稿され、早くもリリーのTwitterは炎上だ。

◆ リリー・アレン画像

「ハード・アウト・ヒア」はキャッチーなメロディにエレクトロ・サウンドを盛り込んだ上にオートチューンを取り入れた、新たなリリー・アレンを垣間見る作品だが、歌詞の内容は、相変わらずの“リリー節”だ。女性が活躍するにも世間は厳しいという現状をストレートに表現し、「女は家事に専念すればいいんでしょ」「かわいくなくても金持ちで料理上手なら何とかなるんでしょ」「骨が透けて見えるくらいじゃないと太っているんでしょ」「セックスのことを話したらアバズレって呼ぶんでしょ」と連射、「私は遠慮なく言いたいことを言わせてもらうわ。タマの代わりにオッパイを付けたらわかるわよ」と言い放つ。

サビの「ハード・アウト・ヒア(世間は厳しい)」のあとには「For A Bitch」と続く。男性が使うと女性軽視となる“ビッチ”を、“自分の意見をはっきりと言う意志が強くてかっこいい女”という意で使用し、歌詞の中で何度も繰り返す。巧みなボキャブラリーと韻を盛り込みながら、リリーなりの言葉でメッセージを伝える姿勢に、一点の曇もない状態だ。


ビデオの冒頭は、手術台に寝かされ脂肪吸引を強いられるシーンから始まる。「まだ終わらないの?」と言うリリーに対し「まだまだかかるよ。」「どうしてこんなだらしない身体になってしまったんだ。」と嘆くマネージャーらしき男性。「わたし、子どもを2人産んだから…」と答え、手術台から起き上がったリリーは6人のセクシーな女性ダンサーたちを従え、今まで見たことがないようなセクシーなダンスを披露する。全面ゴールド色で彩られ、シャンパンや金塊が並べられたキッチンで車のリムを洗いながら踊ってみたり、ラッパーが着ているような毛皮のコートを羽織ながら高級車の前で紙幣を撒き散らしてみたりと、近年のミュージック・ビデオでよく見られる光景をこれみよがしに取り入れている。

白髪のマネージャーが、ダンスの踊り方やセクシーなバナナの食べ方をリリーに演技指導するシーンも見どころ。そして最も注目すべき点はリリーが取り入れたパロディーだ。2013年8月に行われた「MTV Video Music Awards」で、ロビン・シックのパフォーマンスに参加したマイリー・サイラスが披露した“Twerk(トゥワーク)”というお尻を突き出す挑発的なダンスを真似しており、近年のポップ・ミュージックに見られる過剰な性の売り出し方を痛烈に風刺した内容を盛り込んでいる。ブランクを一切感じさせないリリーらしいカムバック・ビデオとなっている。

今回の復帰作を支えるメンバーも強力だ。作詞・作曲はリリーと共に「アルフィー」「ザ・フィアー」「ノット・フェア」など数々のリリーのヒット曲を手掛けているプロデューサー、グレッグ・カースティンが参加している。グレッグはリリー以外にも、ブリトニー・スピアーズ、ケイティ・ペリー、ピンク、セレーナ・ゴメス、ケリー・クラークソンなど名立たるアーティストの作曲・プロデュースを数多く手掛ける敏腕プロデューサーだ。

ミュージック・ビデオの監督を務めるのは、ラナ・デル・レイ「ヤング・アンド・ビューティフル」、フォールズ「ブルー・ブラッド」のミュージック・ビデオをはじめ、グッチやイヴ・サンローランのファッション映像も手掛けているクリストファー・スウィーニーだ。

2014年には約5年振りのオリジナル・アルバムのリリースも控えている。話題作を繰り出してくれるのは間違いないだろう。

リリー・アレン「ハード・アウト・ヒア」
2013年11月18日(月)発売(デジタル・シングル)
https://itunes.apple.com/jp/album/id743802748
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