ポール・マッカートニーの弟マイクは、ティーンエイジャーのとき兄やジョン・レノンと音楽をプレイしており、腕を怪我さえしなければ、ザ・ビートルズのドラマーになっていたかもしれないという。

◆ザ・ビートルズ画像

マイクは『Daily Mail』紙のインタビューでこう明かした。「僕はもう少しでビートルズに入るところだったんだ。ビートルズのドラマーだった。でも、(ボーイ)スカウトで腕をけがしちゃって…。ジョンはよくクオリーメンと一緒に家に来ていた。ジョージ(・ハリソン)が入る前のことだよ。でも、キャンプで腕を骨折し、手首を動かす神経が傷ついちゃったんだ。骨折してなかったら、僕もビートルズになっていただろうね」

しかし、“もし”という言葉が大嫌いだというマイクは後悔していないそうだ。「別の見方もできる。もし怪我してなかったら、もしビートルズに加入していたら、僕ら、オアシスのギャラガー兄弟のように喧嘩別れしていたかもしれない。だから、加入しなくてラッキーだったんだ。兄とは親密でしっかりしたいい関係を築いている」

腕の具合が良くなるのに数年かかり、ドラマーとしての道を断念しザ・ビートルズにも加入しなかったマイクだが、1962年にThe Scaffoldというコメディ・グループを結成。彼らは音楽活動もしており、UKチャートのNo.1に輝いた「Lily The Pink」をはじめいくつかのヒット・シングルが誕生している。マイクはこの時期、兄の七光りを嫌い、マッカートニーではなくマクギアを名乗っていた。

1982年にグループが解散するとマイク・マッカートニーに戻り、フォトグラファーとして活躍。いくつかの作品はナショナル・ポートレイト・ギャラリーに展示されている。兄ポールのアルバム『Chaos And Creation In The Backyard』のアートワークも彼が撮影したものだ。


Ako Suzuki, London