【ライブレポート】赤西仁「今まで女性に甘やかされてきたから、怖い」

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「スペシャル公演」のこの日は更に、スペシャルなニュースも告げられた。本ツアーのDVD&Blu-rayが11月18日にリリースされることが発表されると、会場から大きな拍手が沸き起こり、「連れてこられた方も、今日、楽しんでもらえたらDVDを見てさらに楽しんでください」と言う赤西に、野太い声で「買うよ!」と合いの手が入り、ファンを笑わせた。

和やかな雰囲気の後は、アルバム『Me』のリード曲「Let Me Talk To U」と「Baby Girl」のミドルテンポの曲で助走をつけると、EDMチューンを基調とした、ノリノリのDJ コーナーに突入。ステージに仮面を付けたDJが登場し、トロッコに乗った赤西が客席に現れると、ファンもあまりの近さに大興奮。さらには、トロッコから降りると、通路を走ってステージに駆け上がり、「Hey What’s Up?」を熱唱。「OohLaLa」では、レーザーの光を操るようなアクションで独自の世界観を演出した。

広大な宇宙の星をバックにバラード「Lionheart」を歌い上げると、大きなモニターに「音楽の力」の示すものが映し出される。そう、このライブのテーマである、「音楽の存在意義」だ。最後に現れた文字は、「Music is emotion」。それが『Me』の意味。ラストの「アイナルホウエ」で白いTシャツ、白いハットに着替えた彼は、オープニングのコンピューターに支配されていた人物とは別人のよう。音楽で自由を手に入れた、神々しいまでの光を浴びた赤西。大団円をむかえ、6人のバックダンサーを紹介し、もうひとりの主役ともいえる、マザーコンピューターの「BiBi」を紹介すると、最後に「そして、オレ!」と叫び客席からの大きな拍手を浴びる。笑顔で深く頭を下げ、「また会いましょう。バイバイ!」と大きく手を振りながらステージを降りていった赤西には、清々しいまでの満足感と表現者としてのプライドが感じられた。

ライブのコンセプトから演出の隅々にまで、赤西仁の想いが注がれているライブだ。ここまで完璧に自分の理想を表現するためには、相当な覚悟と労力があったに違いない。気骨あるアーティスト、赤西仁の<JIN AKANISHI LIVE TOUR 2015 ~Me~>は、9月25日の渋谷公会堂でファイナルを迎え、10月6日には上海公演が行われる。

DVD&Blu-ray『JIN AKANISHI LIVE TOUR 2015 ~Me~』

2015年11月18日(水)発売
[DVD]
品番:GOGOOD-012 価格¥3,800(本体)+税
[Blu-ray
品番:GOGOOD-013 価格¥4,800(本体)+税

2015年6月にリリースされたアルバム『Me』を引っ提げ、7月~9月25日の渋谷公会堂ツアーファイナルまで、全国19公演にて行われた最新ツアーから、7月27日の東京国際フォーラムホールAのライブの模様を収録。

※収録曲は後日発表となります。
※DVDとBlu-rayの収録内容は同一です。
※DVDとBlu-rayのジャケットデザインは異なります。
発売元:Go Good Records

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