MAX、初の5人編成で20周年記念ライブ開催。「今までのことは、ここに来るためのものだった。」

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デビュー20周年のMAXが、10月10日、舞浜アンフィシアターにて記念公演<MAX 20th LIVE CONTACT 2015 BACK TO THE MAX FUTURE>を開催。ステージには、育児休暇中のREINAも、2008年に脱退したAKIも登場し、結成以来初となる5人のMAXでのステージを披露。過去の全シングルを歌唱するなど、集まった2100人のファンとともに20周年をお祝いした。

◆<MAX 20th LIVE CONTACT 2015 BACK TO THE MAX FUTURE>記者会見、ライブ画像

現在のNANA、MINA、LINAの3人に、REINAとAKI。5人編成でのMAXは、今回のライブが初めて。開演前に行なわれた記者会見では、「REINAともAKIちゃんとも久しぶりに踊るステージだったんですが、思っていた以上にすっと空気感がひとつになって、今までにやってたのかなっていうほどしっくりきた。」「REINAも久しぶりの割には振りを覚えてて、逆に教えられるくらい。」「初めて自主練しましたし。」「しかもMAXをお休みする前は一番の“暴れん坊”で、よく遅刻とかしてたのに、今回の練習では、一回も遅刻をしなかった。」「当たり前のことなんだけどね(笑)」「私も久しぶりで緊張してたんですけど、REINAさんのほうから『AKIちゃん練習しようよ』って言ってくれていっぱい教えてくれました。」「えー!めずらしいー。」「AKIちゃんとMINAは今回初。リハーサルも初。(MINAの産休中にAKIが加入し、AKI脱退後にMINAが復帰したため)」「ちゃんとお話するのも、おは、お初めて(笑)でも優しくって、大好きです。」「もっと言って(笑)」などなど、「#SELFIE ~ONNA Now~」を彷彿とさせるような、もしくは報道陣も口を挟めないほどの女子会“マシンガン”トークを冒頭から展開していく。

今回のライブでは、メドレーなども含めて全42曲も歌うと報道陣から知らされると、5人はびっくり。NANAは「正直、自分たちでセットリストを考えたんですけど、最初の通しの時に『あ、歳を重ねてきたな』って思うくらいの体力で、これはどうしようかってみんなでアレコレ考えながら。でもやっぱりこれくらいハードに見せていくほうが、観てるお客さんが盛り上がるだろうなって思ったので、そこを楽にするより、私たちの体力をもう一度つけよう、と思って。みんなでいろいろトレーニングしながら、ハードなメニューはそのままでファンのみんなと盛り上がれるようにしました。」と、ファンのためにストイックに自分の体を追い込んでいったことを語る。一方でLINAは、「でもトレーニングだけでは追いつかないこともあって、今回のライブではエナジードリンクとかサプリメントとか買いに行きました(笑)。NANAさんが『りっちゃんいいのあるよ?』って誘われて、ライブ前に飲むのと、ライブの合間に飲むのと、ライブ終わって回復力に効くのと、3つ。」と、若かった頃には不要だった“変化”について告白して、報道陣を笑わせた。

これまで、シングル35作品、リミックスやカバーを含めたアルバム11作品を世に送り出してきたMAX。ひとりひとりの思い入れがある曲を訊かれた際の回答は以下のとおり。

「『Give me a Shake』かなー、やっぱり。『TORA TORA TORA』でMAXをちょっと知ってもらって、初めてのオリジナル曲というので、私たち自身もかっこいいほうに変わっていった。『Give me a Shake』の前奏を聴くだけであの当時の記憶がガーッと。」── REINA

「私も『Give me a shake』(当時はまだメンバーじゃなかったことを総ツッコミ)。当時、CDを買ってたんです(笑)。その頃に養成所で課題曲として『Give me a shake』があったりして、それを発表したりしたんです。自分が参加した曲なら「eternal white」が印象深いです。」── AKI

「『TORA TORA TORA』という曲が売れなかったら沖縄に帰すぞ、って言われていたので、この曲が売れなかったら20周年は迎えられなかった。『TORA TORA TORA』にすごく感謝してます。あの時頑張ったからこそ、今があると思ったら、ほんとに夢中でまっすぐ、みんなで乗り越えられたのはよかったなって。」── LINA

「デビューシングルの『恋するヴェルファーレダンス』。初めは企画モノで始まったMAXなんですけど、その曲に出合わなければ、MAXは誕生しなかったわけで。今思うと、結構、斬新な楽曲だったな、と。」── MINA

「『Ride on time』。ドラマのエンディングテーマにもなったんですけど、ずっと歌い続けているんですけど、色褪せない。自分たちで歌っていても、飽きがこないし、素敵な曲に巡り合えたなって。」── NANA

今、あらためて20周年を振り返って、「すごくみんな不器用で、もうちょっと賢くいけたら、もっとストレートな道を歩めたかと思うんです。けど、不器用だったからこそ、お互いが成長しあって。その時は辛くても、今をどうにかすることで、それが素敵な思い出になる。そうみんなで話してて、それだったら5人で一度ライブをして、「今までのことは、ここに来るためのものだった。」そう思ってもらえたら嬉しいなと。だから今はみんな、それぞれが清々しいというか、またそれぞれのスタートラインに立った感じ。」というMAX。「何か出来事が起こった時にはやっぱりみんなそれぞれ喧嘩もするし。でも時間が経つにつれて、大好きだったぶん、気持ちにも変化があって、やっぱりまたみんなで一緒に歌いたいな、踊りたいなって気持ちにさせてくれたので、今日の『一緒に…』は、違った想いが含まれた歌になると思います。」と、自身の代表曲「一緒に…」にかけてのコメントも披露した。

さらに、「5人のMAXを一夜限りにするのはもったいないのでは?」という問いかけに、REINAは「3人のリハを見てたら、すごい楽しいんですよ。でも自分が出たらすっごい大変で。思った以上に体力使うから。でも、やれるならやりたいよね。」と、30周年に向けての意気込みを語る。LINAは「この10年でいろんなMAXが生まれてくるかもしれない。もしかたら5人じゃなく6人、7人。私もNanaさんも独身チームで残ってるので、結婚して、その間に違う誰かが入るとかね。」と、さらにこれからもMAXは編成を含めて進化していくことを口にしていた。


なお、ライブでは、5人のほか、「#SELFIE ~ONNA Now~」で椿鬼奴、光浦靖子、相川七瀬もメンバーからのオファーによりサプライズで出演。DA PUMPのKIMI、U-YEAH、YORIやキッズダンサーたちも登場するなど、MAXの20周年を盛り上げた。

MAXは、12月23日に、20周年パーフェクトベスト『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースする。


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