R&B/ジャズ・シンガーのナタリー・コールが12月31日、LAの病院で鬱血性心不全により亡くなった。ナタリーは最近、体調不良を理由に、この日も含む数公演をキャンセルしていた。65歳だった。

◆ナタリー・コール画像

ジャズ界のレジェンド、ナット・キング・コールを父に、オーケストラ歌手のマリア・ホーキンス・エリントンを母に持つナタリーは6歳で父のクリスマス・アルバムにゲスト参加するなど、子供のころから歌手として活動。1975年に『Inseparable』でデビューして以降、新人賞や最優秀R&B女性ヴォーカル・パフォーマンスなど、これまで9つのグラミーを受賞した。

一時、人気が低迷し麻薬に依存した時期もあったが、80年代後半には「Pink Cadillac」や「Miss You Like Crazy」が大ヒットし、『Unforgettable…With Love』(1991年)はグラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

再び一線に復帰し、ドラッグの問題も克服したものの、2009年にC型肝炎のため腎臓移植を受けるなど、健康面では必ずしも良好とは言えなかった。

親の七光りとは言わせない素晴らしい歌声の持ち主だった。合掌。

Ako Suzuki