Cheeky Paradeが、2月24日リリースのシングル「SKY GATE」のリリースイベントを1月31日、ららぽーと豊洲にて開催。とりわけ2部は、いろいろハプニングもあるなど、“チキパらしさ”を存分に発揮していた。

◆Cheeky Parade 「SKY GATE」リリースイベント at ららぽーと豊洲 画像

前週は、ノースリーブのミニスカートの新衣装で大寒波に立ち向かったチキパ(しかもリリースイベント初日はスケジュールの都合で山本真凜と鈴木真梨耶が、翌日は山本真凜が欠席)。この日は、寒気も若干緩み、太陽も顔を出し、そして何より久しぶりに9人全員が揃うライブステージでもあった。

2部は「カラフルスターライト」を高らかに、そして元気に歌いあげるところからスタート。“鈴木真梨耶の手元”以外はとても順調な滑り出して、観客を沸かせる。ちなみにこの日のイベントには、チキパのファンはもちろん、ショッピングモールということで親子連れ、さらに夜に豊洲PITでライブを行なうDa-iCEのファンも(工藤大輝の呼びかけもあって)駆けつけるなど、実に多様な人たちが詰めかけていた。

そして、メンバーがステージを降りてわちゃわちゃしていたり、永井日菜がフレーズを豊洲アレンジに変えてみたりと、リリースイベントだからこその“遊び”をふんだんに取り入れた「CANDY POP GALAXY BOMB !!」。フルサイズで7分と、チキパの曲の中でも組曲のような“変化球”的な楽曲も今回は組み込んで、彼女たちの個性を積極的に展開していく。

MCでは、メンバーひとりひとりをよく知ってもらうために、好きな映画とともに自己紹介。「『ミッション:インポッシブル』が大好きです。」と、リーダーの関根優那。映画通の島崎莉乃は名作『フォレスト・ガンプ』を、さらに溝呂木世蘭は『パイレーツ・オブ・カリビアン』に永井日菜は『魔法のiらんど teddy bear』という桐谷美玲出演作を挙げる。山本真凜は『ホームアローン』、鈴木友梨耶はクリスティーナ・アギレラ初主演作となった『バーレスク』、最年長・渡辺亜紗美は『とっとこハム太郎』。鈴木真梨耶は『“お”猿の惑星』と、お猿好きをここでも発揮。そして小鷹狩百花は『魔女の宅急便』を挙げた。

このまますんなりと次の曲に行く……かと思いきや、「ちょっと待って。いい?」と小鷹狩。そして隣りの真梨耶に向かって「真梨耶、手袋どうしたん?」と一言。痛いところを突かれて苦笑いする彼女の手を渡辺が掲げさせると、そこには他のメンバーとは明らかに異なる、ピンクと黒の“普通の手袋”が。観客が笑う中で、関根が「これ、赤坂サカスのスケートリンクの手袋ですよ。」と、指摘。真梨耶は、「手袋が、なくなっちゃった。置いといたんだよ、まりは! そしたらなかったんだよ! 絶対誰か取ったいじめだと思う!」と、無茶苦茶な言い訳、言いがかりを展開する。

しかしながら、この赤坂サカスのスケートリンクで300円で売っている手袋、真梨耶曰く「あったかい」んだそうだ。それは何よりである(余談だが、結局、真梨耶の衣装用手袋はイベント終了後に見つかったとのこと)。

こんな面白ハプニングもありつつ、チキパはこの後、集まった観客を前に、新曲「SKY GATE」をしっかりと聴かせ、さらにラストは「M.O.N.ST@R」でその歌声を晴天の空と豊洲の海に轟かせた。

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ところで、冒頭にも触れたとおり、彼女たちにとって6枚目となるシングル「SKY GATE」のリリースイベント初日(1月23日)は、波乱の幕開けとなっていた。

前日からニュースなどでも報道されていたとおり、この週末は数十年ぶりの最強寒波が日本列島に到来。そんな中で、イベント会場は冷たい風が吹き抜ける池袋の屋上スペース。そしてチキパは、イベントでは初お披露目となるミニスカートとノースリーブの新衣装。しかも、LA留学組の山本真凜と鈴木真梨耶がLA視察のためにこの日は欠席。

こう事実を並べただけで、どれだけチキパにアゲンストな風が吹いていたか、壮絶な初日だったかが想像できるというもの。しかし、この逆境も、どこかしらチキパっぽく思えてしまうから不思議なものである。

13時からスタートしたイベント。いつもより少しだけ広く感じてしまうステージに7人が登場すると、寒空の下に集結したファンから歓声が飛ぶ。イントロでの真梨耶のシャウトかわりに、先日の90分ノンストップライブで“横取り”に成功した島崎莉乃の“Understand!?”が、この日も池袋の街に轟く「C.P.U!?」。さらに「Tactics」で寒さを吹き飛ばそうと全力でパフォーマンスを繰り出すチキパ。屋上ということで、応援方法にオーディエンス側にも制限が加えられているが、それでもできる限りの声援を送ってライブを盛り上げる。ちなみに、そんなステージと観覧スペースの様子に、たまたま屋上に遊びに来ていた子供たちもなんだか大はしゃぎだ(屋上スカイデッキ広場には遊具やフードコートがあるので親子連れも多い)。

「寒い中、集まってくださって本当にありがとうございます。少し寒さ飛びましたか?」と、リーダー関根優那が呼びかける。そんな関根の顔を見ながら、渡辺亜紗美は「私たちも、もう21歳になるのに、こんなノースリーブで。」と、あえて年齢に触れていくという自由奔放な話題を持ち出してくる。

「いつも以上に盛り上がってほしいと思うんですけど……」とはいえ、チキパもファンもこの日、池袋の上空で対峙しているのは、他でもない大寒波。「みなさん、寒いですか?」の問いかけに「寒いー!」の声。「あさみんが煽ったら行くよね?」と鈴木友梨耶に促されて、渡辺が「みなさん、冬眠ですかー!」と煽ってみるも、その発言自体がちょっとよくわからない。もっとも「あさみんがそんなこと言うから、足、ガサガサなった。」という小鷹狩百花の(強引過ぎる)言いがかりは、もはやモンスターカスタマーならぬモンスターメンバーそのもの。

こんな通常運転なチキパのトークを経て、「友梨耶が会場を温めてください。お願いします。」と、今度は、友梨耶にセンターが譲られる。妹の真梨耶がいないステージでも、やっぱりおねーちゃんはどこまでもおねーちゃん。「いつもは寒い友梨耶ですけど、今日は温かくなりたいなということで、温かく曲行きたいと思います!」と「チィキィファイター」へ、そして新曲「SKY GATE」へと繋げた。

一方、夕方16時から開催された第2部では、さらに気温も下がり、池袋は平地で4度。冷たい風が吹き抜ける屋上の体感温度は氷点下という凍える寒さだったが、チキパは昼間と変わらない姿勢で勢いあるライブを披露する。関根優那から「今、ちょうどいいんですよ私たちは。気温が。ほんとに!」なんていう強がりなのか、それとも歌い踊って体が温まるために本当に心地よいのか、はたまたクリオネだったのかよくわからない発言が飛び出すなど(氷の妖精クリオネの飼育に適した水温は3~4度)、集まったファンを楽しませていた。

ところでこの初日は、タイミングが重なり、LA留学が決定している山本真凜と鈴木真梨耶がグループを一旦抜けた後のチキパの形を垣間見ることになった。そしてふたりの抜けた歌唱パートは、鈴木友梨耶と永井日菜というふたりのリードボーカルが担うのではなく、渡辺亜紗美、関根優那、島崎莉乃、溝呂木世蘭、小鷹狩百花に振り分けられていた。

もちろん半年後の歌割りは、これからフォーメーション含めて様々なトライアルがなされて決定されていくのだろう。しかし、この日のパフォーマンスからもわかるように、LA留学の期間というのは、同時に、日本に残るメンバーにとっても進化が求められることになる。

9人から2人が一旦抜けることで、現状100%の“チキパワー”は単純計算で約78%、もしくはそれ以下にまで一旦下がるかもしれない。しかし、日本に残る7人が、7人だけでこの数値を100%にまで再び高め(さらに進化させ)ることができれば、2年後、留学組のふたりがLAで実力を高めれば高めたぶんだけ、そのままグループにプラスオンされることになる。

Cheeky Paradeは、2016年で結成4周年。2月20日にはメジャーデビューを決めた思い出の新宿BLAZEで記念ライブを開催する。そして6月。彼女たちは、仲間との絆と約束を胸に、まだ見ぬ未来を自分たちの手で掴むため、ピンチもチャンスも満ち溢れた期間へと突入をはかる。

“まだ誰も知らない 笑顔と涙とビックリばっかの 物語が始まるんだ” ──(Cheeky Parade「Challenger」より)。


Cheeky Paradeは、2月7日にはららぽーと富士見にてリリースイベントを行なう。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)