矢野顕子、石川さゆりと上妻宏光を迎えて<ふたりでジャンボリー>初日公演

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2016年、ソロデビュー40周年を迎える矢野顕子。その周年企画の第一弾となる<ふたりでジャンボリー>連続公演の初日が3月28日に東京グローブ座にて無事に終了した。

本企画は、矢野のピアノ弾き語りに、日替わりで以前より交流のある石川さゆり、清水ミチコ、奥田民生、森山良子、大貫妙子を招いての5日間開催されるイベント。初日のゲストは石川さゆりと上妻宏光だった。



矢野と石川は長い付き合いの中でも、意外にも同じステージに立つのは今回が初めて。ゆったり会話を楽しみながら進んでいくMCは、アットホームな雰囲気を醸し出す。なお、石川の新曲で、『ルパン三世』のテレビ新シリーズのエンディングテーマとなっている「ちゃんと言わなきゃ愛さない」が、矢野との共演という形でライブ初披露。さらに矢野のリクエスト曲で、椎名林檎の作詞作曲による「名うての泥棒猫」、矢野顕子の未発表曲「ほめられた」なども披露され、実にこの企画でしか実現出来ないであろうレアな曲が贅沢に展開されていった。

さらに、三味線プレイヤーの上妻宏光を呼び込み、青森県民謡の「津軽じょんがら節」を3人でセッション。そして、今回のライブで石川と共演すると決まって以来、ずっと矢野がイメージしていた石川の曲「飢餓海峡」で本編を締めくくった。


アンコールでは矢野、石川、上妻の三人で宮城県の民謡「斎太郎節(大漁節)」と、矢野のピアノのみで即興で演奏した「さくらさくら」で<ふたりでジャンボリー>初日を無事に終えた。

また、次なる40周年企画として、9月2日に糸井重里をゲストに招いて、新宿文化センターにて行なわれる<矢野顕子 ふたりでジャンボリー ~糸井が書いて矢野が歌う1101曲(の予定)~>の開催を発表した。これは糸井が作詞した曲だけが歌われるというテーマのライブとなっている。

さらにウィル・リーとクリス・パーカーでの矢野顕子トリオで開催する夏の東京ブルーノート公演の開催も発表となった。

<矢野顕子 40th Anniversary 第1弾“ふたりでジャンボリー”>初日セットリスト

1. そりゃムリだ(矢野顕子弾き語り)/矢野顕子オリジナル曲
2. サムデイ(矢野顕子弾き語り)/佐野元春カバー
3. 青い山脈(矢野顕子弾き語り)/藤山一郎曲カバー
4. 悲しくてやりきれない(矢野顕子弾き語り)/ザ・フォーク・クルセダーズ曲カバー
5. サッちゃん(矢野顕子弾き語り)/童謡カバー
6. 夕陽が泣いている(矢野顕子、石川さゆり)/ザ・スパイダース曲カバー
7. ちゃんと言わなきゃ愛さない(矢野顕子、石川さゆり)/石川さゆり曲
8. 名うての泥棒猫(矢野顕子、石川さゆり)/石川さゆり曲
9. ほめられた(矢野顕子、石川さゆり)/矢野顕子未発表曲
10. 津軽じょんがら節(矢野顕子、石川さゆり、上妻宏光)/青森県民謡
11. 飢餓海峡(矢野顕子、石川さゆり)/石川さゆり曲
EC1. 斎太郎節(大漁節) (矢野顕子、石川さゆり、上妻宏光)/宮城県民謡 
EC2. さくらさくら(矢野顕子ピアノ)/日本古謡

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◆BARKSライブレポート
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